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生まれながらの悪人なんて、この世にいない? (後編)

2016年6月2日

最新作「スターウォーズ/フォースの覚醒」を、哲学者があかるく読み解く!

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「哲学」ってむずかしいことだと思っていませんか? 「哲学」とは、「ものごとの正体を知ること」。哲学者の小川仁志さんが、身近なことを題材に分かりやすく哲学の視点から読み解きます。今回は、「哲学者はフォースに何を見た? スターウォーズ(前編)」の後編をお届けします。

シリーズ最新作「フォースの覚醒」を哲学の視点で徹底解剖

 昨年公開されたスターウォーズシリーズの第7弾「フォースの覚醒」。従来のスターウォーズファンだけでなく、文字通り新たな世代のスターウォーズファンを覚醒させる大ヒットを収めました。最新作についてはDVDも出たばかりですので、ネタバレがないように哲学していきたいと思います。

 まずおさらいですが、シリーズ全体の構成としては、いわば物語の現在を描くオリジナル3部作が公開され、そこから過去にさかのぼるプリクエル3部作が公開されました。そして今回の作品を含め、未来を描くシークエル3部作が順次公開されていくことになるわけです。

 プリクエル3部作では、過去にさかのぼるという構成のおかげで、私たちは何度も点と点がつながるかのようなカタルシスを感じることができました。プリクエルのモチーフそのものが、悪の帝王ダース・ベーダ―はいかにして誕生したかという内容だったわけですが、それに限らずすべての登場人物がいかにして誕生したかが明らかとなったからです。

 では、今後のシークエル3部作ではどのようなお楽しみが待っているのでしょうか? 一言でいうと、今度は逆にその後の物語を楽しめるという点です。この場合もやはり、点と点がつながるのです。ただし、この場合は過去や現在のすでに知っている点と、まだ見ぬ未来における点とがつながるわけですが。

 しかしこれもまた楽しいものです。物語が続いている感覚を覚えることができるからです。物語の連続性ということでいうと、スターウォーズシリーズ全体を貫くモチーフもここにおいてようやく見えてきます。つまり、オリジナルでもプリクエルでも描かれていたあるテーマが、今回のシークエルで最大限にクローズアップされているからです。少なくとも私にはそのように映りました。そのあるテーマとは、なんだと思いますか?

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Profile
小川 仁志
小川 仁志(おがわ ひとし)
哲学者・山口大学国際総合科学部准教授
1970年、京都府生まれ。京都大学法学部卒、名古屋市立大学大学院博士後期課程修了。博士(人間文化)。米プリンストン大学客員研究員(2011年度)。商店街で「哲学カフェ」を主宰するなど、市民のための哲学を実践している。専門は公共哲学。著書に『7日間で突然頭がよくなる本』、『世界のエリートが学んでいる教養としての日本哲学』(共にPHP研究所)等多数。
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