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あのシェリルも経験 働く女性は自己評価を見失いがち

2016年4月13日

「ただ運がよかった」と自分の能力を低く見積もるインポスター現象

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 前回「感情で判断して後悔した女子に経済学が効く理由」は、なぜ経済学の考え方が働く女性に有効なのかをお伝えしました。今回は私の失敗談を交えて、働く女性が自分のペースで長く働き続けるためのヒントを書きます!

 私が経済学に興味を持ったきっかけが、家業の焼肉屋にルーツがあることは、前回にお伝えした通りです。そんな経験を通して、大学卒業後は日系の投資銀行に入社し、経済の動きや株式市場や世界のお金の流れについて分析を行う仕事をしていました。大学時代に起業をしてみたり、そのお金を元に株式取引を行ったりしていたこともあり、投資銀行での仕事にはワクワクで臨みました。

 でも、そんなワクワクが、かき消される出来事が……!

 どうしてもウマが合わない先輩の存在です(汗)。ダメ出しと舌ウチされる日々に、心がブレイク寸前。その時の私は、「あぁ、先輩は私のために言ってくれているんだ。私のスキルが足りないことが全ての原因なんだ。頑張らなきゃ! 勉強させてもらっている身だもん」と当時25歳の私は思っていたわけです。

 その後、自分が悪いんだと思い込みすぎ、ストレスフルが原因で検査入院。結局は上司に相談して、その先輩と仕事で距離を置かせてもらって解決を図りました。でも、当時の私を俯瞰してみると、多くの働く女性に共通する悩みが見えてきます。

どうして女性は自分の価値を見失うのか

 当時の私を振り返ると、とにかく自己評価は低く、先輩のお叱りも全て真に受けてしまい、とにかく自分を追いつめていました。ただ、必死に仕事はしていたし、会社の評価も決して悪くなかったのです。

 ではなぜ、そこまで追いつめてしまったのでしょうか。

 これは、心理学で言う「インポスター現象」という女性が陥りやすい考え方が影響していると考えられます。1978年のCleans先生の論文で提唱された概念です。自己評価が低いために、社会や仕事でうまくいっても成功を自分の力で手にしたものだと考えられず、ただ運が良かっただけだと思い込んでしまうことを指します。特に、女性に多いと言われています。

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崔真淑(さい・ますみ)
崔真淑(さい・ますみ)
マクロエコノミスト。Good News and Companies代表。昭和女子大学現代ビジネス研究所研究員。化粧品会社エイボン・プロダクツ社外取締役。1983年生まれ。神戸大学経済学部、一橋大学大学院(ICS)卒業。大和証券SMBC金融証券研究所(現:大和証券)では株式アナリストとして活動し、最年少女性アナリストとして株式解説者に抜擢される。2012年に独立。経済学を軸にニュース・資本市場解説をメディアや大学等で行う。若年層の経済・金融リテラシー向上をミッションに掲げる。公式ホームページ
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