「おうち稼ぎ」とは、自宅でパソコンなどを使って好きな時間に仕事をし、収入を得る働き方のこと。いくら稼げる? どんな仕事がある? 初心者の疑問に答えます。

Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)
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Q. なぜ今、「おうち稼ぎ」なの?

A. 忙しい女性でも手軽にでき、スキルUPにもなる!
自宅で好きな時間に作業できる「おうち稼ぎ」は、会社員の副業にぴったり。ネットの仲介サービスを通じて事務作業などを請け負い、アフター6や週末に作業する人が増えている。ハンドメイド作品やイラストなどを、ネット上で売買する方法も。ポイント稼ぎやフリマアプリへの出品などとは異なり、仕事や趣味のスキルを生かして収入につなげられる点が、大きな特徴だ。

Q. どのくらい稼げるの?

A. 副業なら月5万円を目安に
厚生労働省の委託調査では、おうち稼ぎ(在宅ワーク)の平均月収で最も多かったのは「月5万円以下」。副業として始めるなら、まずはこの金額を目安に、無理のない範囲でトライしてみるのがよさそう。一方、フリーランスで働く人のなかには、月30万円以上稼ぐケースも。できそうな仕事を探してみよう。

注)厚生労働省「在宅ワーカーのためのハンドブック」より、在宅ワーカーの過去1年間の平均月収。情報通信機器を活用した請負を対象とし、手作り品の売買などは含まない

Q. 仕事はどうやって見つければいい?

A. 注目は「クラウドソーシング」
現状では、以前の勤務先や知人などから仕事を受けている人が約半数。一方、今後伸びると言われているのが、マッチングサイトやネットの仲介サービスを通じて仕事を受発注する「クラウドソーシング」。市場規模は2016年度の950億円から、2020年度には2950億円まで伸びるとされている(矢野経済研究所の予測)。代表的な仲介サービスは下の通り。

注)厚生労働省「在宅ワーカーのためのハンドブック」より

事務系の仕事も豊富! クラウドソーシングで仕事を探す

ココナラ
知識や経験を“出品”できる
ビジネス系スキルだけでなく、占い、恋愛相談、ファッションアドバイスなど、個人の趣味や経験を“商品”として出品できる。販売金額から手数料(通常25%+税)を差し引いた分が報酬となる。
https://coconala.com/

クラウドワークス
高度な事務仕事の案件も
オンラインで仕事を受発注できる。報酬額の5~20%が手数料として差し引かれる。今年から高度な事務経験を持つ人向けに、時給制の在宅仕事を紹介する「ビズアシスタント オンライン」も開始。
https://crowdworks.jp/

ランサーズ
ビジネス系職種を幅広く扱う
仕事を発注したい企業と働きたい人とをマッチングするサイト。ウェブ系から事務系まで、累計170万件以上の実績あり。発注側の提示金額から手数料(5~20%)を差し引いた分を報酬として受け取る。
http://www.lancers.jp/

趣味を生かしたいなら ネットの販売サイトに出品を

PIXTA
自分で撮影した画像を投稿
デジカメ(スマホ不可)で撮影した画像やイラスト、動画などを投稿できるサイト。SNS広告などの増加によってニーズが急増中。画像の販売価格は1点540~5400円で、そのうち22~58%を収入として受け取る。
https://pixta.jp/

minne
ハンドメイド作品の売買サイト
家具、雑貨、アクセサリーなど、自分で作った作品をスマホなどで撮影し、出品できるサイト。作家の数は全国37.9万人、出品数は約639万点に上る。手数料は販売額の10%。GMOぺパボが運営。
https://minne.com/

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