浮いたお金を投資に回すこと。長期で積み立てれば、定年までに1000万円も夢ではない!
日々のムダ遣いを見直し 浮いたお金を投資に回す!
「自分で自分の老後に備えることが今の20~30代の新しい常識」だと教えてくれた投資教育家の山崎さん。「毎日カフェラテ1杯程度の節約で、定年までに1000万円をつくることも可能」と言う。具体的なやり方は上記の3STEPの通り。まずは、コンビニスイーツやカフェラテなど、1日300~400円程度の「日常に潜むムダ遣い」を見つけて。その分を節約すれば1カ月で約1万2000円の「運用原資」ができる。それを「積立投資」に充てよう。「新卒から定年まで40年間、月1万2000円を積立投資し続け、年利3%で運用できたという仮定で試算すると、1073万円になります」。
もちろん投資では損をすることもあるが、「世界中に20年間、分散投資をすると、95%の確率でプラスになるという調査結果もあります」。投資のイロハとバラ色老後をつくるコツコツ投資の方法を聞いた。
1日数百円の節約マネーで、目指せ1000万円!
STEP1. 毎日の少額のムダ遣い、300~400円を見つける
コンビニやカフェなどでの小さな出費も、積み重なれば高額に! 1週間だけでも日々の出費をメモし、日常に潜む無意識のムダ遣いを見える化して。
STEP2. 1カ月節約する
STEP1で見つけた1日数百円のムダ遣いを意識して減らしていくと、1カ月で1万円程度の節約になる。「そのお金を老後資金づくりに充てましょう」(山崎さん)。
STEP3. 浮いたお金を「投信積み立て」に回す
1カ月1万円程度のお金を原資に、投資信託の積み立てに挑戦しよう。下のグラフは、毎月1万2000円を40年間投信積み立てした場合のシミュレーション。「年3%で運用し続けたと仮定すると、社会人になってから定年までの約40年間で、1073万円までお金は増えます」(山崎さん)。
※上のグラフは年利0~5%で資金を運用し続けたという仮定での試算。実際の運用では、一定の利回りで資金が増えることはなく、運用成果はこれよりも増減する。
投資教育家
ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。日本経済新聞電子版で『人生を変えるマネーハック』を連載中。著書も多数。
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