短時間でリラックスできる
究極の入浴法を編み出しました(笑)
1月にスタートする連続ドラマ『わたしを離さないで』に主演する。英語圏で大ベストセラーとなったカズオ・イシグロの同名小説の初めてのドラマ化だ。『世界の中心で、愛をさけぶ』『白夜行』などを一緒にやってきたスタッフや脚本家の森下佳子氏から「30歳になった綾瀬さんにぜひやってほしい役柄」といわれ、「とてもありがたかったですし、ワクワクしました」という。
今回演じる役柄(保科恭子)もまた、いわば、逃れようのない強固な枷(かせ)をかけられて生きている。「希望のない暗闇の中で、何かを見つけて歩こうとする恭子たち幼なじみ三人の姿に、命の輝きを感じてもらえたら、と思います」。
「疲れたり、集中して考えたりすると目が充血するのが、ここ数年の悩み」とか。本来の天真爛漫さを封印して臨むシリアスな役柄なだけに、今回も目のケアがひとつの課題。「目薬をさしたり、お弁当のおかずで選べるときは必ずサケにしたりします。目にいい成分が入っているんですよね」。
さらに、自ら編み出した究極の入浴法がある。「バスタブであおむけになって、目までつかるんです。羊水の中にいる赤ちゃんってこんな感じかな、と想像したりして。短時間ですごくリラックスできるし、同時に目も温まるから目の疲れにもいいみたいです(笑)」。
取材・文/なかおちぐさ
撮影/石倉和夫