足元のおしゃれ、どうしていますか。レッグウエアを味方につけると、着回しにバリエーションが出て、ファッションが楽しくなります。選び方や組み合わせ方について、ファッション・ジャーナリストの宮田理江さんが解説します。
レッグウエアを味方につけると、着こなしのバリエーションが広がる。一般には「脇役」と思われがちだが、ソックスを軸に据えたスタイリングを組み立てるのは、着回しやイメージチェンジの面からもメリットが大きい。しかも割とコストが安いから、ソックスに凝らない手はない。履く人を幸せにするメッセージを込めたカラフルでポップなレッグ&アンダーウエアブランド「Happy Socks(ハッピーソックス)」から楽しい着こなし術をキャッチしていこう。
「柄 on 柄」コーデをソックスで手軽に
何種類もの柄を一度にまとう「柄 on 柄」のコーディネートはハッピームードを呼び込む。一般には「上級者向け」と思われがちな柄ミックスだが、ソックスを使えば、誰にでも簡単にまねできる。まず手始めに同じ柄の色・サイズ違いからトライ。色とりどりのドット(水玉)柄を散らしたフェミニンなスカートに、ドット柄のソックスをマッチ。ひもの隙間が広いレースアップシューズでソックスをしっかり露出して。
いかにもトロピカルな鳥と花のモチーフに彩られたショートボトムスに合わせたのは、パームツリー(ヤシの木)の柄。南国気分のコンビネーションで一足早くミッドサマー気分。ふくらはぎ丈のソックスは脚をシャープに見せてくれる。厚底のストラップ付きシューズはクリーンな白がソックスを引き立てている。
細かいギンガムチェック柄のパンツに、アーガイル模様のソックスをコーデ。「チェック×チェック」の英国ムードが薫る組み合わせ。パンツはモノトーン、ソックスはパステルカラーと、色味を変えて、互いを引き立て合っている。さらに、パウダーピンクのピンヒールを添えて、淡いガーリー感も添えて。細身パンツのマニッシュと、ソックス&靴のフェミニンが交差して、ジェンダーミックスな足元の出来上がり。