• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

「やらない?」と聞かれたら「やります!」と大風呂敷を広げよう

2015年10月23日

「自分はまだまだダメだ」からの脱却は、日々のプチチャレンジから

このエントリーをはてなブックマークに追加
Facebookでシェア

 こんにちは。Before 9(ビフォア・ナイン)プロジェクト主宰/CONECTA代表、池田千恵です。「ひとり力の作り方」で提唱する「ひとり力」とは、「自分の頭と心を定期的に棚卸し、客観的に見つめて軌道修正していく力」のこと。独身、既婚、家族と同居、ひとり暮らし、子育て中…。どんな状況にあっても精神的、物理的に「ひとり」の時間を作ることはできます。「ひとり力」をつけることで、ほっとしたり、リフレッシュしたり、リラックスしたり、将来のことを楽しく想像したり、今までの振り返りをしたりできるようになれば、慌ただしい毎日も、心穏やかに過ごせるようになります。本来のあなたを、あなた自身の手に取り戻すひとつの手段が「ひとり力」をつけることです。第30回の今回は、「やらない?」と聞かれたら「やります!」と大風呂敷を広げよう、をテーマにお伝えします。

「自信がありません」と遠慮する人ほど、実は「隠れ自信家」?

 最近ダイバーシティ、女性活用をテーマに企業や自治体から講演や研修の依頼をいただくことが増えています。そこで感じることは「自分見積もり力」が低い女性が多いな、ということです。

 自分見積もり力とは、自分の実力を正しく見積もる力のことです。これが高すぎると単なるイタイ人ですが、「主張するとイタイ人に思われるんじゃないか」とか、「自分はまだまだ力不足だ」という気持ちから一歩を踏み出せないのが、自分見積もり力が低すぎる人です。

 意外に思われるかもしれませんが、実はそういう人ほど、自信がないように見えて「隠れ自信家」であることが多いのです。「自分はまだまだ力不足だ」と思っている、ということは、「理想の自分」、つまり「本来あるべき自分」への基準値がものすごく高いということ。今の自分の力を「まだまだこんなもんじゃないぞ」と思っているわけですから、隠れ自信家です。

 もともと力があり、根性があって本当はできる「隠れ自信家」の女性ほど、次のような負のスパイラルに入ってしまい抜けられなくなってしまうことが多いように感じます。

理想の「あるべき自分」が、エベレスト並に高い
  ↓
今の自分とのギャップが許せず、抜擢されたときに「まだまだその役目は私には無理です」と言って、自ら表舞台にあがるチャンスを辞退してしまう
  ↓
理想の自分に到達するまで頑張ろう、と思っているうちに、失敗しながらもがむしゃらに挑戦し、成長していく人にどんどん追い越される
  ↓
私のほうができるのに、なんであの人ばかり! という、ドロドロの嫉妬に苦しみ、ひたすら頑張っても抜擢されないまま
  ↓
努力しても報われない、と燃え尽きる

 もっとも、このような心境になってしまうのも無理もないことかもしれません。この連載の第1回でもお伝えしましたが、今は情報が多すぎる時代。SNSにあふれる周囲の状況と自分を比べれば比べるほど、自分はたいしたことないんだ、と思ってしまう傾向にあります。

 でも、「まだまだ自分は」とずっと言い続けて、高い理想の姿にたどり着くまでに、人生終わっちゃったら…と思ったら、怖くないですか? 「ちょっと自分にはまだまだかな?」と思っても、えい! と踏み出して、ちょっとした失敗を繰り返しながら成長したほうが、⼈⽣楽しいな、と思いませんか?

 「やらない?」と聞かれたら「やります!」と大風呂敷を広げましょう。理想の自分はダメな自分を積み上げて作っていくものです。理想を高いところに掲げて登るのにひるむのではなく、失敗しながら積み上げていって、だんだん大きな山にしていけばいいのです。エベレストを目指して「まだまだ」なんて言っているほど、人生は長くないのですから。

Fake it till you make itの魔法を自分にかけよう

 「自分には無理かも」とひるみそうになったときにオススメの言葉が、「Fake it till you make it(できるようになりたかったら、できるふりをしろ)」です。

 「私には無理だ」とひるむことほど、オファーを受けたら余裕の表情で、(キリキリ胃を痛めながらも)「できます!」と宣言し、後から必死になって追いかけてみましょう。その勇気をもつための魔法の言葉が、Fake it till you make itです。舞台を用意された、ということは、あなたにはできる可能性があると周囲が感じていることだからです。それを見越しての抜擢なのです。

 Fake it till you make itで行動すると、自分は振り落とされてしまうのではないかと不安になることもあるでしょう。焦ることもあるでしょう。でも、焦りを恐れる必要はありません。なぜなら、焦りは自分が今以上の自分になれる余地があるということの裏返しだからです。「このままじゃやばい!」と思えるということは、あなたには、まだまだ伸びる余地があるということなのですから。

 今までの理解を超える極端なものを見聞きし、観ている景色を一段ひき上げ、その場にいるのにふさわしい「ふり」をしていくことは、体験の幅を広げる上でも貴重です。こうして自分に負荷をかけていくと、いつのまにか、与えられた役割を果たせる自分に成長していくのです。自分自身をFake していると、いつの間にか、見える景色が変わります。できないことができるようになっていき、Fake が Fakeでなくなっていくのが、少しずつ快感に感じるようになります。

 見たことがない景色は、一度見ると、見たことがある景色へと変わります。その楽しさ、うれしさ、すばらしさを、勇気を持って体験してみませんか?

この記事をSNSにシェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加
Facebookでシェア

Facebookコメント

※Facebookのコメント機能は、Facebookのソーシャルプラグイン機能を用いて実現してい ます。本機能、およびコメントの内容について、日経ウーマンオンラインは一切の責任を負い ません(日経ウーマンオンラインからのコメントを除く)。また、コメントを非表示にしたり、機能を停止することがあります。

Profile
池田千恵
池田千恵(いけだ ちえ)
Before 9(ビフォア・ナイン)プロジェクト主宰/ CONECTA代表。
図を活用した思考整理/情報発信/時間管理/目標達成手法を著書や講演、企業研修などで伝えるかたわら、朝9時までの時間を有効活用するための早朝セミナー「Before 9プロジェクト」を2008年より開催。ベストセラーとなった『「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!』(マガジンハウス)は、朝4時に起きる「ヨジラー」急増のきっかけとなる。『「ひとり時間」で、すべてがうまく回りだす!』(マガジンハウス)、『朝活手帳』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など時間管理に関する著書多数。 http://ikedachie.com/
関連キーワードから記事を探す
コミュニケーション術ハッタリ大風呂敷

Topics

CloseUp

WOL Selection

PAGE TOP

ログインしていません。

  • ログイン
  • 無料会員登録

Pickup

Focus

最新刊のご案内

  • 仕事を楽しむ 暮らしを楽しむ
    日経ウーマン 8月号

    特集「忙しくても元気になる!週末の『時間割』」。週末がもっと充実する時間割の作り方や、5分、10分、30分の短時間で週末の満足度が上がる過ごし方プランを紹介。

  • もっと健康に、もっと美しく
    日経ヘルス 8月号

    美筋トレーナーAYAさん監修「エクササイズ★チューブ」付録付き特大号!一生やせ体質になる“大人のダイエット”を総力特集。

  • 働くママ&パパに役立つウェブマガジン
    日経DUAL 7月号

    「日経DUAL」7月号は「子どもが幸せになる将来のおしごと」「ワンオペ育児からの脱出法」2本の大型特集のほかに、【妊娠・復帰】【保育園】【小学低学年】【小学高学年】と、子どもの年齢を4つに分類し、それぞれの年齢で今知りたいノウハウをお届します。「反抗、性徴 大人への変化が芽吹く5・6年の成長」「夏休みの自由課題 『親子で作る発酵メニュー』」など注目の記事も満載です。

働く女性 必読の書

おすすめ本日経ウーマンの本日経ヘルス&プルミエの本

もっと見る

キャリア&スキル
就職・転職
働き方
副業
お仕事術
コミュニケーション術
資格・語学
マネー
PC・スマホ
教養・マナー
ウーマン・オブ・ザ・イヤー
ヘルス&ビューティ
ダイエット
カラダの悩み・病気
メンタルヘルス
健康レシピ・食材
メイクアップ
スキンケア
健康知識
ライフ
恋愛・結婚
人間関係の悩み
お買い物・節約術
整理・収納
ファッション
グルメ
エンタメ
旅行・お出かけ
暮らし方

日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。

PC版 | モバイル版

日経ウーマンオンライン

広告をスキップ