「結婚したい」派が半数以上。相手の「経済力」「家事能力」「子育て」が気になる
「結婚はしたいですか」という質問には、「とても結婚したい」(27.6%)と「いつかは結婚したい」(30.2%)という回答を合わせて、57.8%が結婚したい派でした。反対に「結婚したくない」人は4.7%にとどまり、「結婚しなくてもいい」という中間層も13.8%いました。
では、「結婚相手に求めるものとして、本音の部分で気にするのはどれですか」と聞いた結果は、次の通りでした。
1位 誠実さ(浮気しない)、性格が合うこと…58.4%
3位 金銭感覚が合うこと…48.9%
4位 常識や教養…48.5%
5位 経済力(収入の高さ)…36.4%
6位 包容力…35.9%
7位 自分の仕事への理解…26.0%
8位 一緒に子どもを育てられるかどうか、家事能力…22.9%
10位 仕事ができること…15.2%
さらに「体の相性」(14.3%)、「容姿」(13.4%)、「年齢」(8.2%)、「キャリアへの意識が高いこと」(4.8%)、「家柄・社会的地位」(4.3%)、「実家の地域性」(3.0%)でした。
「結婚相手」に求めるものを「付き合う相手」と比べると、「経済力」「一緒に子どもを育てられるか」「家事能力」など、やはり結婚生活に関わる項目の数字が上がっていました。
結婚の相手選びで譲れないのは「食事の好み」「家事育児への協力」「同居かどうか」など
結婚の相手選びにおいて、「これだけは譲れない!」というこだわりの条件を聞きました。先ほどの付き合う相手選びと比べて、生活や家族を意識した回答が目立ちました。
◆ 食事の好みが合う。(34歳、製造、研究開発)
◆ 家の仕事に対する偏見がない人。家事を「手伝っている」という意識でやるのではなく、当たり前のことだと思える人。(24歳、製造、マーケティング)
◆ 協力的な人。正社員で働きながら家事、育児をこなす先輩たちを見て、旦那さんの協力は不可欠だと思いました。(25歳、製造、一般事務)
◆ この人の子どもが欲しいと思うか。両親も納得してくれるような相手か。(27歳、サービス、一般事務)
◆ 自分の親と同居することを強制しない人。(29歳、医療福祉関連、経理)
◆ 性格のよし悪し。長い目で見たとき、経済力や地位は変わることがあっても、性格は一生ついていくものだから。(34歳、公務員、一般事務)
別れを機に転職、結婚よりキャリア…「仕事と恋愛の転機」にどう動いた?
「仕事と恋愛の転機が重なったことがありますか」という問いに対して、具体的な答えがありました。
◆ 社内恋愛していた彼と別れたときにすべてを変えたくなり、転職しました。(39歳、金融、営業事務)
◆ 付き合っている人から結婚の話を持ち掛けられたときに、自分も昇進。このタイミングで会社を休めないと思い、今はそのタイミングじゃない、という話をしたら、結局結婚もなくなってしまった。結婚よりキャリアを選んだのは30代始めの頃。(44歳、情報通信・IT、SE)
◆ 結婚を見据えて残業の少ない法律事務所に転職したが、周りの女性は仕事に対してそこまで意識が高くなくてギャップを感じてしまい、結婚式の準備と並行して二度目の転職の準備を進めることになってしまった。(27歳、法律事務所、専門職)
◆ 新しい仕事の案件が入り、通常時の3倍くらいの量の仕事になったころ、結婚が決まった。結婚に伴う転居・引っ越しの手続きなど、大変だったが、この忙しさを乗り越えられたのは自信になった。(41歳、フリーランス、マスコミ関係専門職)
「恋愛における失敗」は相手との関わり方が多数
「恋愛における失敗経験」を具体的に尋ねると、相手への接し方に後悔する声が多く寄せられました。
◆ 相手を好きになっても恋愛の始め方が分からず、強がって相手に冷たくしてしまって嫌われる。(34歳、情報通信・IT、専門職)
◆ 相手に尽くしてしまうため、なめられてしまう。(33歳、医療福祉関連、専門職)
◆ 結論を急いでしまい、彼が結婚のタイミングではなかったので別れてしまった。(39歳、金融、営業事務)
◆ 浮気をされたのに許して付き合い続けたこと。(24歳、教育・学習支援、専門職)
◆ 周りが奥手の理系男子ばかりだったのに、ガンガン行きすぎて引かれることが多かった。(41歳、製造、企画)
◆ もっと若い頃から真剣に結婚や恋愛に向き合えば良かった。(33歳、教育・学習支援、専門職)