和風タンドリーチキン

 ダイエットで胸肉のサラダチキンっぽいのは王道すぎる。だから「変化球ないかなぁ」と思っていたら「砂肝のコンフィ」があった。「よし、これにしよう」と思ったら、スーパーの売り場に砂肝がない。「お肉の日なのにか?」とブツブツ言いながら、手羽元をゲット。和風タンドリーチキンを作ることにした。

 もちろんうちにタンドリー窯があるわけではないのだが、魚焼きのグリルでもオーブントースターでもイケるという。

 まずは、ヨーグルト、めんつゆ、みりん、カレー粉、塩麹(なければ醤油)、ニンニクとショウガのすりおろしを混ぜて保存袋に入れる。その中に手羽元(2人分で5~6本)を入れ、よくなじませたら空気を抜いて密閉。2時間以上漬けこんでおく。

 グリルかオーブントースターの受け皿部分にホイルを敷き、手羽元が重ならないように並べて10分焼く。チンと鳴っても、扉は開けずにそのまま放置して、10分たったら、もう一度10分加熱で出来上がり。これは「放置」がポイントで、火が通りにくい骨つき肉を休ませながら余熱でしっかり火を通すワザなのだ。

 「そもそもカレー粉入れちゃうところがマサラ感ないじゃん」とか思っていたのだが、なんのなんの、そんなことはぶっ飛ばしてうまい。麹の力か乳酸菌の働きか、お肉がふっくらと軟らかい。骨からの身離れもよくてキレイに食べられる。本格的なスパイスもたまにはいいけど、こっちの方が飽きない感じ。お花見なんかの行楽弁当に入っていたらうれしい一品だと思う。

 体重がどうなるかは、もっと続けてみないとわからないけど、とりあえず、お肌の調子はいいみたい。

おいしい度 ★★★★
ヘルシー度 ★★★
おいしいから食べ過ぎ注意度 ★★★★

 くわしくは「日経ヘルス」4月号P98「やせやすい体をつくる 貧血を防ぎ、血管から若返る 女性のための肉食ダイエット」を読んでね。

文・写真/竹島ぽてち