「あなたは何が得意ですか」と聞かれて、すぐに答えることができますか? そしてそれは、周囲の人も知っていることですか? 自分だけの中で「得意だ」と言っていても、実は全く意味がないのです。

職場は、毎日がオーディション

 企業のマネジメント職に就いてみると、日々新しい仕事が押し寄せてくることに驚きます。幹部から次々に新たなミッションが降ってくるのです。

 まさかマネジャー自身ですべてに対応するわけにいきませんから、部下の顔を思い浮かべながら、「この仕事を誰に任せようかな?」と考えます。

 これは、まさに職場のオーディション! 新しいプロジェクトは、新しい舞台なのです。

 その舞台に立つには、誰がふさわしいでしょうか?

あなたにもきっと、得意なことがあるはず! イラスト/六角橋ミカ
あなたにもきっと、得意なことがあるはず! イラスト/六角橋ミカ

 主役には誰がいいか? 渋い脇役には誰を選ぶか? 出番は少ないけれど、重要な役に向いているのは誰か?

 このように職場のボスは、毎日のように舞台に立つ役者を探してオーディションをしています。

 この時、ボスの頭に浮かんだ人は、チャンスをつかんでスターになれるかもしれませんし、その反対に、抜てきされる機会を願っていても、いざというときに忘れられている人は、永遠に舞台に上がれません。

 では、あなたがスターになるために、何が必要でしょうか?