うれしいときは、もっとハッピーに。悲しいときは、そっと隣に。落ち込んだときは、前を向く勇気を。そう、いつだって映画は答えを教えてくれる。働く女子たちをもっと元気にする連載「ビタミンシネマ」。あなたには、矢面に立つ勇気がありますか? 仕事で大切なことは圧倒的な当事者意識であり責任感ですが、それを少女が教えてくれる映画がありました。
デキる上司や先輩に対し、勝手に萎縮していないか?
会議で何も発言しない者は、会議に参加していないのと同じ。なんて言葉がありますが、仕事において当事者意識を持ち、自信を持って発言することは大切なことの一つです。
でも、圧倒的な企画力や提案力を持っている上司や先輩を相手に、自分の意見をぶつけることは怖いことです。それが取引先の担当者や責任者であればなおさらですよね。
「萎縮してしまう……」そんな貴女におすすめしたい作品が「BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」です。
ロンドンに住む好奇心旺盛な少女ソフィーが出会ったのは、子供たちに夜ごと「夢」を届ける巨人BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント。ひとりぼっちのソフィーと、巨人にしては優しすぎるBFGの間には次第に「奇妙な友情」が生まれていく。やがて、小さなソフィーの勇気は大きなBFGを動かし、イギリス最大の危機を救うことに……!
『E.T.』のスティーブン・スピルバーグ監督とディズニーが贈る感動のファンタジー・アドベンチャー。
少女が巨人に対して勇気を振り絞る姿に……
少女ソフィーが巨人を偶然見てしまい、それが原因で誘拐されるところから物語がスタートします。しかし、タイトルに「ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」とあるように、笑顔が素敵で優しい、身長約7メートルのちょっとお爺ちゃんな風貌の巨人なのでご安心ください。
ただし、いくら優しい巨人と言ってもその存在感は圧倒的であり、初めはソフィーも恐れ、必死になって逃げようとします。しかし、次第にその優しさに気が付き、すぐに心を通わせるようになります。
これだけだと15分くらいでハッピーエンドなのですが、実はビッグでフレンドリーな巨人は、その大きな体をもってしても解決できない問題を抱えていたのです。
そんな巨人でさえ悩む問題に対し、ソフィーは小さな身体から勇気を振り絞って助けようとします。その姿に、私たちも負けていられないという気持ちにさせられます。
あなたはどうでしょう? 周りに意見を合わせて、無難に物事を終わらせようとしていませんか? このまま黙ってやり過ごそうとか思っていませんか?