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人の幸せが許せない? 他人を見下す人の本当の心理

2017年7月7日

寓話「すっぱい葡萄」のように、誰かのぶどうを酸っぱいと言ってない?

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 嫉みから誰かを見下しても自分は1mmも前進しない、むしろ後退しているかもしれません。

こう見えてネットストーカーです (C) 2016映画「何者」製作委員会

 映画ライターのゆうせいです。誰かのSNS投稿に嫉妬してしまい、つい逆のことを思ってしまったり、反対意見を書いてしまったりすることってありますよね。

「新しいバッグを買ってもらいました!」
→「ただの自慢かよ」

「ランニングのタイムで自己ベスト更新しました!」
→「頑張ってるアピールかよ」

などなど。

 自慢話を延々と聞かされるのは誰だって嫌ですが、他人がうれしくて書き込んでいることに対して負の感情を出す必要はないのかもしれません。羨ましいと思う気持ちを、今度は自分が実現するんだというエネルギーに変えて行動するほうが有益だと思います。

 とはいえ、そんなに簡単にはいきませんよね。私だってSNSを見ていて悔しくて歯ぎしりすることもあります……。誰かに聞いてほしくてたまらないほど文句があふれてきそうになることはあります。

 でも、それってものすごく格好悪いことなのです。本日ご紹介する「何者」は、他人を見下しても自分は1mmも前に進めないし、むしろ後退していると気付かせてくれる作品です。

【ストーリー】
ひとつの部屋に集まった5人の男女。大学の演劇サークルに全力投球していた拓人(佐藤健)。拓人がずっと前から片思いをしている瑞月(有村架純)。瑞月の元カレで、拓人とルームシェアをしている光太郎(菅田将暉)。拓人たちの部屋の上に住んでいる、瑞月の友達の理香(二階堂ふみ)。就活はしないと宣言する、理香と同棲中の隆良(岡田将生)。一見すると互いに応援しているように見える5人だが実は違っていた。就活が進むにつれて、それぞれの本音が次第に表れてくる……

誰かの発言を見下していませんか?

女子に取り皿と箸を! (C) 2016映画「何者」製作委員会

 他人の発言が気になってしまったとき、その人のブログや他の書き込みまで何もかもが気になってしまうかもしれません。

 本作の主人公、拓人も同じ。就活仲間の行動や演劇サークルの仲間の発言が気になってしかたがない。誰がどんなことを考えているのかを勝手に調べて、自分の考えと比較し、受け入れられないときは徹底的に見下す。

 そこに生産性は何もありません。毒を吐いた瞬間だけ、ほんの一瞬だけすっきりした気持ちになれるだけ。そして次の見下しネタを探してまた毒を吐き続けるだけの毎日になっていることに気が付いていないのです。いや、気付かないふりをしているだけなのかもしれません。

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Profile
永井 勇成
永井 勇成(ゆうせい)
映画紹介を得意としているライター。「日経ウーマンオンライン」「シネマズ by 松竹」で映画コラムの他、複数のメディアで執筆中。企画・編集・執筆・モデルを提供するカンパニオの代表で、ぱくたそではフリー素材モデルとして不倫素材や、記者風素材を提供している。
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