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ため込むと幸せになれない? 正しいお金の使い方とは

2018年5月18日

世界一大富豪の孫が誘拐された、「事実は小説よりも奇なり」なストーリー

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 身内だからといって味方であるとは限りませんよね。実際の事件をベースにした映画「ゲティ家の身代金」に、その答えはあります。

レンズの方向がおかしいカメラマンがいます… (C)2017 ALL THE MONEY US, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

 映画カタリストのゆうせいです。

 あなたは、世界一の大富豪でありながら、孫が誘拐されても身代金を払いたくないとゴネた事件をご存じですか?

 本日紹介する「ゲティ家の身代金」は、1973年に起きた実際の事件に基づいて映画化された、一級品のサスペンス。

 まさか世界で一番のお金持ちが、孫の身代金支払いを断固拒否するとは誰も想像できない展開に、当時の日本でも、多くのマスコミが取り上げるほど話題になりました。愛する息子を誘拐された母は、誘拐犯と同時に身内とも壮絶な戦いを強いられてしまうのです。

【ストーリー】
1973年、<世界一の大富豪>にギネス認定されたジャン・ポール・ゲティの孫ポールがローマで誘拐され、身代金50億円が要求される。しかし、稀代の守銭奴でもあったゲティは支払いを断固拒否。離婚によりゲティ家を離れていたポールの母ゲイルに支払いは不可能。一向に支払われる様子のないことに犯人グループはしびれを切らし、ポールの身に危険が迫る。それでも支払わないゲティ、狂言誘拐を疑い始める警察、加熱するマスコミ報道。全世界大注目の中、非情な誘拐犯と冷酷な大富豪を相手に、ゲイルは戦いを挑む――。

敵の半分は身内にいる!?

 「母は強し」なんて言葉がありますが、本作の母・ゲイルの芯の強さには驚かされます。なにしろ、誘拐犯だけでなく身内である、元・義理の父とも戦わなくてはならない状況でも決してくじけないのですから。

 世界一の大富豪であるゲティの資産は約1.4兆円。そんなお金持ちでも孫・ポールに対する身代金50億円の支払いを断固拒否します。

 一応の理由としては、ここで身代金を払ってしまうと他の孫も誘拐されてしまう危険性が高まるというもの。ポールの命を今すぐ救えるのは自分だけと理解しつつ、その判断ができるのはさすが世界一の大富豪になるだけのことはあります。

 離婚によりゲティ家を離れていた母・ゲイルには払うお金は無く「孫の命のために、何とか払ってくれないか」と懇願。でもゲティは払わない。当然ながらそれは、犯人グループを刺激する結果に……。

断固として拒否するゲティの守銭奴っぷりがスゴイ (C)2017 ALL THE MONEY US, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

 世界一の大富豪であるゲティの守銭奴っぷりは「これは確かに富豪になるな」と思ってしまうほど。しかし、有り余る資金を得てもなお、ため込むだけためようとするゲティの姿を見ると「お金より大切なもの」に気付くことができるはずです。

 一時は絶望を感じながらも、お金ではなくポールへの愛で立ち向かうことを決心したゲイルの表情に注目です。劇中では描ききれないほどの母の愛情が、シーンとシーンの間に存在するかのように、犯人の心に少しずつ響いていくところをぜひ感じ取ってください。

 さらにそのゲイルのひたむきな姿が、ゲティが唯一用意してくれた交渉人・チェイスにも影響を与えるところも必見。ゲイルには交渉は無理だと頭から判断し、相談もなく交渉を進めるチェイスの姿は当時の男社会の嫌な部分が垣間見えます。

 また、本作には女性が何人か登場しますが、ゲティに対して意見を述べることはしませんし、それが許されている雰囲気すらありません。唯一、ゲイルだけがゲディに逆提案できる強さを持っており、ゲティをうならせる結果につながるところは男目線からでも痛快そのもの。

 特に目の前で自分を無視した交渉をするチェイスにゲイルが対抗するさまは、現代にも通じる強い女性の姿を映していると言えます。

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永井 勇成
永井 勇成(ゆうせい)
映画紹介を得意としているライター。「日経ウーマンオンライン」「シネマズ by 松竹」で映画コラムの他、複数のメディアで執筆中。企画・編集・執筆・モデルを提供するカンパニオの代表で、ぱくたそではフリー素材モデルとして不倫素材や、記者風素材を提供している。
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