働く女性を応援する月刊誌「日経WOMAN」と日経ウーマノミクス・プロジェクトは、2018年版「企業の女性活用度調査」を実施して上位100社を発表。2018年5月18日、東京ミッドタウンで上位企業の表彰式を行った。

「女性が活躍する会社 Best100 2018 表彰式」、東京ミッドタウンに、女性が活躍する会社を率いるトップらが一堂に会した

 表彰式冒頭では、最初に来賓の21世紀職業財団会長(当時)・岩田喜美枝氏が登壇して挨拶した。「政府が女性活用を戦略に据えて5年が過ぎ、やることは一通りやったという『一段落感』を感じる。企業の優先度が働き方改革に移り、女性活用に対する関心の低下が懸念される。また、大都市、大企業、正社員に比べて中小企業や非正規社員、地方などはまだ変化が乏しい。女性活躍には時間がかかるから、手を緩めることなく取り組みを進めてほしい」と企業や参加者のさらなる意識向上を訴えた。

21世紀職業財団会長・岩田喜美枝氏

 続いて日本経済団体連合会審議員会副議長でBTジャパン社長の吉田晴乃氏が来賓として登壇。「日本のウーマノミクスの経済効果は75兆円といわれ、世界の人口の半分(女性)が立ち上がって新しい生き方を求めたら、TPPよりはるかに大きい経済効果が生まれる。そのためには自己啓発のための習い事、エステ、いいレストランに食事に行くなど、女性たちが今日より明日、明日よりあさって、ちょっぴり欲張りに生きるだけでいい。市場が女性を輝かせてくれるわけではなく、自分たちが未来を求めて動くことで経済効果が生まれ、輝かしい未来をつくっていける」と大きな笑顔で働く女性たちにエールを送った。

経団連審議員会副議長でBTジャパン社長の吉田晴乃氏

「管理職登用度」1位は4年連続でJTB

 「管理職登用度」で4年連続1位となったJTBでは課長職の女性比率が41%、部長職は27.1%と女性管理職が数多く活躍している。修学旅行担当からスタートし、育休も経験した後に執行役員となった高崎邦子氏は「全国にダイバーシティ推進委員会を作って『打ち手を100個考えよう』と呼びかけたところ、既に200弱の提案があった。子どもの送迎で往復の通勤経路が異なる場合はそれも通勤として認めるなど、ざまざま改革を行っている。これからもダイバーシティを進めて社会に貢献していきたい」と話した。

JTB 執行役員・高崎邦子氏