5月19日(土)~20日(日)、東京ミッドタウン(東京・港区)にて「WOMAN EXPO TOKYO 2018」が開催されました。講演会場の一つで先陣を切ったのは、人気連載を受け持っている「すずまり姉さん」こと、鈴木真理子さん。「価値ある人になるための『信頼の仕事術』」と題し、参加したビジネスパーソンたちにアドバイスとエールを贈ってくれました。

これまでに重ねた経験や描いた軌跡は、すべてあなたの宝物

 19日の朝一番で行われたのは、現在連載中の「鈴木真理子のミスなし、ムダなし、残業なし 信頼の仕事術II」でもおなじみ、すずまり姉さんこと、ヴィタミンMの代表取締役でビジネスインストラクターの鈴木さんによる講演。「連載をいつも読んでいる」という読者も集まり、会場は立ち見が出るほどの満席で講演がスタートしました。

「すずまり姉さん」こと、鈴木真理子さん

 まず最初に、ご褒美で買ったモノや大切な人など、さまざまな宝物がある中で、「忘れてほしくないのがキャリアです」という鈴木さん。「キャリアの語源は『轍(わだち)』。例えば、馬車を走らせている時、後ろを振り返ると見える車輪の跡です。皆さんが社会人デビューしてから今まで働いてきた積み重ねも、さまざまなキャリアとなっていることでしょう」

 そして、鈴木さん自身のキャリアを振り返り、バブルに浮かれる1991年、保険会社に一般職で入社したこと、業務職に職掌転換しないまま30代となり、しんどい思いを抱えてきたこと、はたまた「彼氏を見つけるべく、合コンをいっぱいやった」なんてことまで楽しく赤裸々に語ってくれました。

 寿退社から再就職するまでに苦労した経験談や、「講師となってから初年度の年収は2万円、翌年は倍増の4万円」といったリアルなエピソードも披露し、「今、思えば、こうした経験も宝物になっています」と続ける鈴木さん。これまでに積み重ねてきたものはムダにはならない。そんなメッセージを感じ取り、参加者の皆さんは深くうなずいていました。

ミスをしたら落ち込むのではなく、反省して次に生かすべし!

 続いて「仕事でのミス」をテーマにキーワードとなる「PDCAサイクル」について解説。Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Act(改善)の頭文字から成るこの言葉は、同じミスを繰り返さないために必要な手法のこと。

 「私も保険会社の社員時代はケアレスミスが多くて、『ミス大臣』なんて呼ばれていました。でも、大切なのは『同じミスを繰り返さないぞ!』と強く決意し、PDCAを実行すること。ミスをしたら『反省猿』になって、ミスを防ぐワザを考えることを宿題にしましょう。私もメールでファイル添付を忘れることが多かったのですが、防ぐ方法を考えて著書に書いたところ、読者の皆さんに喜んでもらえました」

 ちなみに、この添付モレを防ぐ方法とは、最初にファイルを添付するというもの。本文を書いた後は安心し、そのまま送信ボタンを押してしまいがちなので、先に添付するクセを付けるとよいそうです。