リップブラシを使うときは「寝かせる」「支点を作る」
輪郭を取ったら、いよいよ口紅を塗っていきます。「口紅はリップブラシで塗っていきましょう。リップブラシ全体にまんべんなく載せるようにしてください。ブラシにとる量にムラがあると、唇に載せたときにもムラになってしまいます」
「実は、リップブラシをちゃんと使ったことがないんです……」という人に向けて、使い方にコツはありますか?
「ペンシルと同じように、口角から内側に向かって滑らせるように塗りますが、リップブラシは寝かせて、面と唇を合わせるように付けてください」
「また、フリーハンドで付けるとムラになるので、小指を支点として、顔に添えて塗るといいですよ。リップブラシの柄を塗っていきたい方向に向けるのがコツです」
「かすれてきたら、都度、口紅を付け足してください。ただ、必要以上に口紅を載せたり、唇の裏側にまで塗りすぎると歯に付いてしまうことも……。付けすぎには注意してください」
内側まで塗り終わったら、春向きのオフィスメイクの完成です。
今回は、オフィス向きの色として、深みとツヤ感のあるボルドー寄りの赤を選んだそう。ボルドーというと、秋冬のイメージがあるのですが、春でも使えるんですね。
「オフィス仕様の場合は、トレンド感より定番の色のほうがなじみがいいんですよ。秋冬メイクと差を付けるには、実は口紅の色みより肌の質感が大事。ファンデーションを薄く塗る、眉はふんわりと描く程度にすると、口元がベーシックでも春らしくなります」
オフィス向けの赤リップの塗り方を、モデルさんにもチャレンジしていただきました。こちらの動画で、リップブラシの使い方などをチェックしてみてください。