前回(「20代・30代が今、会社を辞めたら退職金はいくら?」)、退職金キャンペーンには「定期預金金利の上乗せタイプ」と「定期預金と投資信託のセットタイプ」の2種類があることをお伝えしました。

 今回は、「定期預金金利の上乗せタイプ」についてお話しします。なお、このタイプは退職金に限らず、夏や冬の「ボーナスキャンペーン」でも使われています。

 この機会に、誰も教えてくれなかった金利のルールについて知っておきましょう。

そもそも金利って何?

 お金を預けるのなら金利が高いほうがトク! ということは、ご存じのことと思いますが、「金利」について、学校や会社で習った記憶がある人は、少ないのではないでしょうか。

 金利とは、お金を借りた人が貸してくれた人に払うお金のレンタル料であり、その割合を示すときにも使います。日常生活では、利息や利子ともいいますね。

(※利子、利息の定義づけはありますが、金融機関によっても異なるため、ここでは同じ意味として使います。また、金融機関もさまざまな種類がありますが、ここでは銀行に統一して話を進めます)

 私たちは普段、「銀行にお金を預ける」と言いますが、よく考えると、不思議に感じませんか?

 例えば、駅のコインロッカーに荷物を預けるとき、預かり料を払うのは、モノを預けた私たちです。でも、「銀行にお金を預けた」ときは、預かり料を払うどころか、利息というお金を受け取っています。これはなぜでしょう。

 実は、私たちは「銀行にお金を預けている」のではなく、「銀行に自分のお金を貸して」いるのです。お金を貸しているからこそ、利息を受け取っているのです。

すぐに使わないお金を銀行に貸してあげている (C) PIXTA

 そして、私たちが銀行にお金を「貸す」ことができるのは、すぐに使わないお金があるから。お財布に入れてすぐに使うお金以外の「ゆとりのお金」があるからこそ、銀行にお金を貸すことができるのです。そう思うと、ちょっとリッチな気分になりませんか?