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わたしとシゴト。

「怖い先輩」でも構わない 33歳女性ハンドラーの決意

2017年1月16日

山下寛子(前編)飛行機の窓から見た姿にあこがれて

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国内外の各地と東京を結ぶ飛行機が絶え間なく発着する羽田空港。巨大な機体の周囲には、ヘルメットに作業着姿できびきびと働く人々の姿があります。ANAエアポートサービス ランプサービス部に所属する山下寛子さんもその一人。子どもの頃からの夢を叶えて飛び込んだ世界は、どんなものだったのでしょうか。

お客様の命を預かるハンドラー 緊張で眠れないことも

 羽田空港で、グランドハンドリングと呼ばれる空港地上支援の仕事をしています。航空機の誘導、ボーディングブリッジ(乗客が乗り降りするときに使うトンネル状の通路)の着脱、手荷物や貨物のコンテナの積み下ろし……。私たちハンドラーは3人で1つのクルーとなり、航空機を担当。クルーの責任者として、安全第一かつ約束した時間に航空機が出発できるよう、1便1便に全力で向き合っています。

ANAエアポートサービス ランプサービス部 山下寛子さん

 ハンドラーは、時間を守ることはもちろん、何よりお客様の「命を預かる」仕事なので、早番の前日は今でも緊張して眠れないことがあります

 私自身、安全への意識は先輩から厳しく教えられました。本当に初歩的なことなのですが、外で打ち合わせをする際に、風邪気味でマスクをしていたことがあったんです。そうしたら「マスクしてたらわかんねえだろ!」とすごい勢いで怒鳴られて。震えるくらい怖かったですが、今考えれば当然だなと思います。たえず航空機が発着して大きな音が鳴り響く環境でマスクをしていたら、きちんと意思疎通がはかれませんから。

 2011年に、インストラクターの話をもらいました。ただ、知識も経験もまだまだの自分では求められる役割を果たせないと思い、一度は上司に「私には無理です」と伝えたんです。でもそこで、「インストラクターだって完璧じゃない。後輩を育てる中で自分も勉強して、一緒に成長していけばいいんだよ」と言われて、引き受ける勇気が出ました。

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