転職したい3大理由は「給与」「仕事内容」「キャリアアップ」

 「転職したいと思った理由」(複数回答)を尋ねた結果、「給与(年収)をアップさせたい」が43.9%でトップになりました。次いで、「仕事のやりがいがなかった」(37.9%)、「やりたい仕事に就けなかった」(12.0%)など、仕事内容とのミスマッチを挙げる人が多くいました。

転職をしたいと思った理由を教えてください。(複数回答)
転職をしたいと思った理由を教えてください。(複数回答)

 「残業量が多く、長時間残業になってしまう」(19.0%)、「体調不良が続き、ペースダウンしたい」(11.8%)というように、働き方や体調に関する悩みを抱えている人もいます。

 そんな中、「今後の将来を考えてキャリアアップしておきたい」と考える人は35.5%に上り、キャリアへの高い意識がうかがえます。

 ほかに、「妊娠・出産しても働き続けられそうにない」(11.3%)、「職場にロールモデルがおらず、現職では自分の将来をイメージできない」という声も33.4%を超え、働く女性は将来に不安を感じていることが分かります。また、「人間関係のトラブルがあった」(22.9%)というのは、一般的に女性に多くみられる転職理由のひとつです。

転職先で重視するのは「福利厚生・年収」と「経験が無くてもチャレンジできる求人」

 「転職先の企業で重視する条件は何ですか」(3つまで選択可)という質問に対しては、「福利厚生が充実している」(41.0%)、「年収が現職より高い」(34.2%)、「残業が少ない」(32%)がトップ3となり、年収や待遇面を重視する傾向がみられました。

転職先の企業で重視する条件は何ですか。3つまで選んでください。
転職先の企業で重視する条件は何ですか。3つまで選んでください。

 「上場企業/大手優良企業」(18.8%)、「離職率が低い企業」(22.1%)、「転勤なし」(12.0%)というように、安定・安心を望む人も多いようです。

 一方で、「経験が無くてもチャレンジできる求人」(32.0%)という回答が3割を超え、未経験でも新しいことに挑戦したい人が意外に多いことも明らかになりました。

 「女性が多く活躍している職場」(20.6%)、「ワーキングママが活躍している職場」(16.7%)という女性にとって大切な条件も、上位8位までにランクインしています。