「整理」と「整頓」で美デスクを手に入れる

 では、汚デスクから脱却するには、どうしたらよいのでしょうか?

 その答えのカギとなるのが、「整理」と「整頓」です。ここで言う「整理」とは不要なモノを捨てること、「整頓」とは置き場所を決めること。

 書類を整理しようと思い立ち、新しいファイルや収納ボックスなどを用意する人もいますが、モノを増やすのは本末転倒。まず「整理」を行い、スッキリしてから「整頓」するのが正解です。

「出したら戻す」が整頓のルール

 取り出した書類やモノを出しっ放しにしていては、デスクは散らかる一方。あっという間に汚デスクに戻ってしまうので、必ず「出したら戻す」を習慣にしてください。そのためには、書類やモノの置き場所を決めておき、「取り出す」「戻す」の作業を考えずにできる環境をつくることが大切です。

書類は寝かせず、立てて収納する

 例えば資料がなかなか見つからないなら、その収納方法に問題があるかもしれません。書類やファイルは寝かせずに、立てて収納するのが基本。下から上へと積んでいくと、下になった書類の優先順位が下がるので、納期遅延などのミスにつながります。

下のほうのファイル、1カ月前からずっとある気がする…
下のほうのファイル、1カ月前からずっとある気がする…

 書類をファイルにとじ、背表紙にラベルを貼った上で立てて収納すれば、中身が何かは一目瞭然。いちいち出して確認する時間が省けます。さらにファイルボックスに収納すると、探しやすく元の位置に戻しやすいので、ぜひ活用してください。

立てるとスッキリ! ラベルも見やすく取り出しやすい
立てるとスッキリ! ラベルも見やすく取り出しやすい

デスク下を収納スペースにしない

 書類などをデスクの下に収納する人もいますが、それはNG。モノがあると正しい姿勢がとれないので、集中力が続かなかったり、肩こりや視力低下につながったりする可能性もあります。また、地震が発生したとき、デスクの下は落下物から身を守る避難場所にもなるので、万が一に備え、常にスッキリさせておきましょう。

デスクの下にこんなふうに置いていませんか?
デスクの下にこんなふうに置いていませんか?

 これまでのノウハウを活用するとこんな美デスクに変身しました。

【before】
【before】
【after】
【after】