後輩もできて、部署での立場は中堅どころ。にもかかわらず、仕事に時間がかかり過ぎる、なかなかミスが減らせない…。そんな悩める働き女子へ、ビジネスインストラクターの鈴木真理子さんがアドバイス! 30歳、やる気はあるが「ムラ・ムダ・ヌケ」だらけのやる子に、経験豊富なすずまり姉さんが愛をこめて指南するコラム。今回は、締め切り前に仕事が片付けられ、時間に余裕ができるすずまり姉さん流の手帳活用術を公開します!
アポと締め切りに追われて連日残業…。これって何がいけないの?
21時、人けもまばらな制作部のオフィス。キーボードをたたく音に混じって時折、やる子のぼやきが聞こえてきます。
やる子 「最近、定時上がりしてないなぁ。もう、どうしてこんなに時間がないの……?」
自問自答を繰り返すやる子の元へ、カツカツカツ! とヒールの音を響かせてやって来たのは、すずまり姉さん。取引先との会食を終えてご機嫌。帰宅途中、職場の電気がついていたので少し寄ってみたようです。
すずまり姉さん 「あらま、やる子。こんな時間まで何やってんの?」
やる子 「ああ、すずまり姉さん。いやもう、ここのところ締め切り続きで、全然仕事が終わらないんです~」
すずまり姉さん 「ちょっとそれ、引き受け過ぎなんじゃないの? こないだ、手帳でスケジュールを管理するコツを教えたけど、ちゃんと活用してる?」
やる子 「そりゃもう! ホラ、バッチリ書き込んでいるんですよ」
まだ真新しい手帳を広げ、すずまり姉さんに見せつけるやる子。そこには、いくつかのアポイントと締め切りのスケジュール、その日に必要な持ち物などが書き込まれていました。
すずまり姉さん 「あ~た、これ惜っしいわ~。教えたことを実践しているのはいいけれど、手帳はもっと使いこなせるのよ」
やる子 「え、これ以上、書けることってあるんですか?」
すずまり姉さん 「大アリだぁよ。よし、今日はひとまず切り上げて明日の朝イチで教えたげましょ!」
やる子 「はい!」