近年、注目を浴びているのが「AI(人工知能)」。囲碁AIがプロ棋士に勝利したり、AIスピーカーが人気だったりと、さまざまなトピックを耳にしますが、同時に「AIに仕事を奪われるのでは?」と危惧する声も聞こえてきます。そんなAIに負けないために、今、私たちができることって? すずまり姉さんに聞いてみました。
近い将来、AIに仕事を奪われる…。それってホント?
年度末を目前に控え、人々が慌ただしく駆け回る日経YARUKI社オフィス。ひと仕事終え、休憩タイムに突入したやる子は、気になるニュースをネットでチェックしています。
やる子 「制作部に異動して、もうすぐ1年か。早かったな~。去年の今ごろはランチの時間もあまり取れなかったけど、こうして休憩できるようになったってことは、私もきっと少しは成長しているんだよね。これもすずまり姉さんのおかげだわ。ありがたや、ありがたや……」
そうつぶやいたやる子の耳に飛び込んでくるのは、いつものヒールの音。そう、カツカツカツ! という、すずまり姉さん登場のBGMです。
すずまり姉さん 「ちょっと、やる子。なぜ念仏を唱えてるの? 取りあえず、人を仏像のように拝むのはやめてくれる?」
やる子 「ぅおっと、すずまり姉さん! お、お疲れさまです。ふと1年前のことが、走馬灯のように脳裏を駆け巡りまして……」
すずまり姉さん 「それと念仏がどう関係するのか、イマイチ分からないけれど、まあ、いいわ。……あら、ニュースサイトをチェックしていたの。私もさっき見ていたけど、AIの記事が面白かったわね。知ってる? AIって」
やる子 「もっちろん! 歌手のアイさんのことですよね……って、違うっちゅーの!」
すずまり姉さん 「ちょ……。ずいぶん激しい一人ノリツッコミね。こんなにも成長してくれたなんて、私も指導役として感無量だわ」
やる子 「どんな指導ですか! ……いかんいかん、姉さんと話していると、ついツッコんでしまう。え~と、AIですよね。知ってますよ、人工知能ですよ。近い将来、事務の仕事はAIがやる時代になるとか言ってて、ちょっと不安になりますよね」
すずまり姉さん 「♪ド~ントッ・ウォ~リィィ~!!♪」
やる子 「うわ、ビックリした! 突然、大西ライオンさんみたいに熱唱しないでください。拳上げて、しかも何で英語……」
すずまり姉さん 「思わず叫びたくなっちゃったのよ。それはさておき、仕事がなくなるかもなんて、心配ご無用。要はAIに負けない仕事っぷりを見せればいいわけよ」
やる子 「それって、どんな仕事っぷり? 教えて、すずまり姉さん!」