相手に配慮した文面で差をつけよう

 さて、異動挨拶メールは、今後、相手とよりよい関係を築くために必要なもの。そのため、ただ異動の事実を伝えるだけでなく、感謝の言葉も文面に盛り込むことが大切です。

 挨拶文書は特に礼儀を重んじるべきものなので、手抜きは厳禁。前述の通り、一斉送信で伝えるのではなく、きちんと「○○○○様」と宛名を入れて送るようにしましょう。

一人ひとりへの文面は一文だけアレンジ

 可能なら、一人ひとり文面を考えたいところですが、大変な場合は一文だけ変えるのがオススメ。この部分に入れるのは「相手との思い出話」。目をかけていただいたことなど、相手とのエピソードを2行程度にまとめて盛り込めば、相手も喜んでくれるでしょう。それ以上はtoo muchです。

後任者の紹介とイチオシは必須

 このほか、異動挨拶メールでぜひ伝えたいのが後任者の情報です。相手にとっては、今後、一緒に仕事をする人のことが気になるもの。後任者が決まっている場合は、その名前や褒める言葉を入れておくと安心してもらえます。

本来なら足を運ぶべき挨拶。礼儀は尽くすべし (C) PIXTA
本来なら足を運ぶべき挨拶。礼儀は尽くすべし (C) PIXTA