締め切りや納期、あなたはきちんと守れていますか? 「半日くらいで終わる」と過信した結果、1日かかってしまったなんて経験がある人は、自分の「標準時間」を把握できていないのかもしれません。では、「標準時間」を知るには、どうすればよいのでしょうか? すずまり姉さんに聞きました。
長期プロジェクトのスケジュールを組むのって、意外と大変…
慌ただしい月末を過ぎ、和やかな雰囲気が漂う日経YARUKI社オフィス。大きなプロジェクトを終えたやる子は、次の案件に取りかかろうとプランを練っています。
やる子 「ん~、この作業は厄介だから、もう少し時間を取って……。あ、でもそれだと、スケジュールが押しちゃうかな」
そう言って頭を悩ませるやる子。カツカツカツ! という、すずまり姉さんの靴音にも気付かず、スケジュール帳を凝視しています。
すずまり姉さん 「おはよう、やる子! こないだの打ち上げ、楽しかったわね~」
やる子 「うわ、びっくりした! あぁ、すずまり姉さん、おはようございます。実はあの打ち上げの時、かなり酔っ払っちゃって、あんまり覚えていないんですよね……」
すずまり姉さん 「あら、私は一言一句、覚えているけどね。あ~た、べろんべろんで、いろいろ過激な発言していたわよ。楽しいとつい飲み過ぎちゃうから、気を付けNight」
やる子 「おっ、『気を付けないと』と夜の『ナイト』をかけたんですね! 最近、すずまり姉さんのダジャレがつかめてきました。それより私、何を言っていたんでしょう? ヤバイ、記憶が完全に抜けてる……」
すずまり姉さん 「……。ギャグに興ざめな解説を付ける人には、教えてあ~げない。そんなことより、今は何を悩んでるの?」
やる子 「次のプロジェクトの件です。とりあえずスケジュールを引いてみようかと思ったんですが、意外と難しいですね。こういう長期案件で時間を見積もるのって」
すずまり姉さん 「まあ、ルーティンワークと違うから先を読みにくいわよね。効率よく進めることは大切だけど、ゆとりも必要だし。とりあえず、まずは自分の『標準時間』をもとに考えてみれば?」
やる子 「『標準時間』? なんすか、それ」
すずまり姉さん 「あら、ご存じない? んじゃ、今日のレクチャーはそこから始めようかしらね」
やる子 「はい! 姉さん、今日もよろしくお願いします」