前回「きな粉ドリンクで体内年齢マイナス10歳」では、きな粉をプラスしたドリンクがアンチエイジングやダイエットに効く理由をお伝えしました。今回は、市販ドリンクにきな粉を大さじ2杯加えるだけで簡単にできるきな粉ドリンクをご紹介します

 きな粉プラスドリンクがうれしいのは、たった大さじ2杯のきな粉を市販のドリンクに加えるだけでもできてしまうところ。

 抗酸化ビタミン、ポリフェノールがいっぱいのフルーツや野菜ベースのドリンク、コーヒーを合わせるのがお薦め。

 味の相性が良いのがヨーグルトドリンクや牛乳、豆乳。変わったところでは「乳酸菌飲料もお菓子のような味わいに。便秘気味の人にもお薦めですよ」と料理研究家の濱田美里さん。

グリーンスムージー(写真左)
 青汁は苦手という人はグリーンスムージーにきな粉をプラス。自分で野菜や果物を用意しなくても野菜のポリフェノールやビタミンをとれる。「とろりとした食感のスムージーを選ぶと、きな粉との相性がいい」と濱田さん。

カフェオレ(写真中左)
 コーヒーには、クロロゲン酸というポリフェノールがたっぷり。クロロゲン酸は紫外線による皮膚の炎症や色素沈着を抑えたり、脂肪の分解を促進するという報告もある。香ばしいきな粉の味がコーヒーとベストマッチ。

ブルーベリーヨーグルトドリンク(写真中右)
 ブルーベリーの紫色の色素成分は、抗酸化作用を持つポリフェノールの一種、アントシアニン。整腸作用や美肌効果のあるヨーグルトもプラスしたきな粉ドリンクは、お通じの改善効果も期待できる。

トマトジュース(写真右)
 トマトの色素成分リコピンは強い抗酸化作用を持ち、メラニンの生成を抑え、コラーゲンの産生を促す。味のつなぎにキウイヨーグルトドリンクを同量程度加えて美肌ドリンクにも。ここに大さじ2のきな粉をプラス。

※加えるきな粉の量は、モニター実験で試した結果から大さじ2としている。

コンビニドリンク 選び方のコツ

フルーツや野菜の入ったものを
 抗酸化ビタミンやポリフェノールをとるには、フルーツや野菜入りのドリンクがいい。

牛乳、豆乳、ヨーグルトが合う
 きな粉の“粉っぽさ”、“もっさり感”を豆乳や乳製品がカバーし、飲みやすくなる。

オレンジやリンゴジュースは合わせにくい
 透き通った系のジュースは、きな粉とジュースの味がまとまりにくく、別々に主張してしまう。