血糖値を上げすぎなければ“肥満ホルモン”が出すぎずやせるという食事法「糖質オフ」。米や小麦や糖類などさえ控えれば、肉、魚、野菜をたっぷり食べられるのが人気の理由です。計画的なダイエットができる人にぴったりの作りおきを紹介します。

 カロリーを減らすのがダイエットの鉄則。空腹に耐えて一時的に体重が減ったけど、すぐにリバウンド……。そんな経験のある人にお薦めなのが、主食を控える糖質オフダイエット。

 「血糖値を上げにくい食材を選べば、おかずはたっぷり食べられて、つらい空腹感に悩まされることなくやせられます」と料理研究家の柳澤英子さんは自身の経験に基づいて話す。

 毎日を忙しく過ごす人に柳澤さんが提案するのは、フライパン一つでできる糖質オフのレシピ。「フライパンに具を入れてから火にかける“コールドスタート”なら、肉や魚はしっとり、野菜はシャキッと仕上がる。洗いものはフライパンだけなのでラクですよ」(柳澤さん)。2食分を作り、1食分は作りたてを食べて、1食分は作りおきとしてストックすると夕食の「貯金」ができる。

 「肉や魚で100g、野菜類で100gを目安に食べると、1品でも満腹になります」(柳澤さん)。具を大きめに切るのは、噛む回数を増やして満腹感を高めるためだ。おかずのあとに食べるご飯の量で、やせ具合を調整しよう。「白米だけよりも、もち麦を足すと血糖値が上がりにくいですよ」(柳澤さん)。