「セックス・アンド・ザ・シティ(SATC)」のキャリーのように見やすく、きれいに片づいたクローゼットは女性たちの憧れ。整理整頓されたクローゼットは通気性も良く、衣類にも快適な状態です。限られた収納スペースで役立つのが、アイテムごとの収納方法。「収納のプロ」である整理収納アドバイザーのすはらひろこさんがコツを教えてくれます!
丸める、立てる、まとめる「分かりやすい収納」を心掛けて
春夏物に比べて、かさばりやすい秋冬物のアイテム。クローゼットや衣類ボックスにそのまま畳んで収納するよりも、形をそろえたり、便利グッズを使ったりするとスッキリ片づきます。
ニットやカーディガン、スカートの収納(圧縮編)
厚手のニットは圧縮袋を使うと、かなりの枚数を一気に収納できます。圧縮袋にニットと脱酸素剤を入れ、掃除機で空気を吸い出せば、こんなにコンパクトに!
「このとき圧縮袋に入れるのは、防虫剤ではなく、圧縮袋専用の“脱酸素剤”。酸素がない状態にして、虫食いを防ぎます。防虫剤は空気に触れないと防虫成分が働かないため、圧縮袋内では効果が出ません」
ニットやストールなどの収納(丸める)
ニットは袖を内側に折り畳み、さらに二つ折りにしたら、端からクルクルと丸めます。ストールも端から丸め、収納ボックスにイン。
「丸めて収納することで、畳みジワが付きにくくなりますし、見やすく、取り出しやすいという効果もあります。普通に畳んで収納する場合は、シワを防ぎたい服を一番上に置いて。一番下に置くと、衣類の重みでプレスされてしまいます」
冬小物はひとまとめに収納(洗濯ネット)
ストールや手袋、冬物のタイツは洗濯ネットに入れ、ひとまとめにして収納を。
「ストールや手袋、タイツなど使うシーズンが同じ小物類は、一緒に収納しておくと、『あれ、どこにしまったっけ?』という衣類の迷子を防げます。洗濯ネットは手に入りやすいですし、中が透けて確認しやすいので便利ですよ」