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小林麻央に北斗晶…なぜがん闘病者はアメブロを選ぶか(4/4)

2017年3月30日

彼らが闘病記を書くことの意義とは

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ブログはもう終わったのか

 20代の学生に使っているSNSを聞くと「インスタグラム」と答えた。そして、ブログについては彼の周辺も含め、「ハードルが高い」と語った。

「長文を書くことって抵抗あるんですよ。なんか、難しいことをやっているような気がして。長文って、レポートとかと同じで、身構えてしまうんですよね。その点インスタだと写真1枚撮ってコメントをつければおしまい。ブログを書くとなると、単なる一言だけじゃいけない気がして、自分とは関係のないツールだと思ってしまいます。だからこそ、闘病記なんて自分には考えられないです」

 かつては「誰もが表現者」とばかりにブログに大勢の人が集い、2005年の流行語大賞トップ10には「ブログ」が入ったほどだった。だが、現在の若い世代にとっては参入障壁が高いツールと思われる向きもあるようだ。こうした状況の中、古賀さんは「自分の人生を残すツール」としてのブログをどう捉えているのか。

「ブログについては、SNSだけでは伝えきれない考えや情報をしっかり残せる場として利用する方が増えています。SNSが 「フロー型」の流れていく情報だとすると、ブログは情報が繰り返し読まれる「ストック」の場としての役割を持っていると思います」

 ここで古賀さんが述べるところの「フロー」とは、その時々の一瞬目に入る情報のことで、「ストック」とは、記事や写真を日付別でためておき、後に見返すこともできる情報を意味する。冒頭で紹介した彼のブログは、彼のことを知る人間同士で彼に関する会話になると、必ず話に出てくる。それは、私にとっても在りし日の彼を思い出す場になっている。

 若い人からは「オワコン」扱いされることもあるブログだが、自らの存在を示す場としての価値はネットの表現ツールが多様になったからこそ、発揮される部分があるのかもしれない。

文/中川淳一郎 写真/サイバーエージェント(提供)

プロフィール
中川淳一郎
中川淳一郎(なかがわ・じゅんいちろう)
ライター・ネット編集者。1973年東京都生まれ。97年博報堂入社、CC局(現PR戦略局)に配属。2001年からフリーのライター・編集者に。現在は、「NEWSポストセブン」編集者など、ネット上のコンテンツの編集業務を主な仕事とする。著書は『ウェブはバカと暇人のもの』(光文社新書)、『夢、死ね! 若者を殺す「自己実現」という嘘』(星海社新書)など多数

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