業界初の化粧品インナー トリンプ

 インナーなのに、化粧品として販売できるという驚きの新商品が登場しました。肌の潤いを保つ成分入りの素材で、肌が乾燥しやすい季節の強い味方になってくれそうです。

【試着したのはこちら!】トリンプのフロラーレ バイ トリンプ

トリンプ
【商品名】フロラーレ バイ トリンプ 905 7分袖トップ
【価格】6300円(税込み6804円)
【URL】https://jp.triumph.com/p/10178910M00100M
【素材】ポリエステル80%、綿20%
【成分】水、リンゴ酸
【商品分類】美容ボディパック

 下着業界で初めて、化粧品として販売できるインナーです。言い換えると「着る化粧品」。どういうことかというと、医薬品医療機器法(旧薬事法)上は化粧品として販売できる素材を使っており、身にまとうことで、ボディパックをしているかのように、皮膚に潤いを与えます。

 一般的に、汗をかいたり乾燥が続いたりすると肌の表面がアルカリ性に傾きやすくなります。化粧品インナーに使われている「ラフィナン」には、化粧品などに利用されている弱酸性のリンゴ酸を配合。肌のバリア機能が低下してしまっても、リンゴ酸によって肌の潤いを保ちます。

【試着レビュー】柔らかい着心地は抜群、防寒は重ね着がおすすめ

 ユニクロのヒートテックやイオンのピースフィットと同様、美容成分を生地に練り込むという今年のトレンドを象徴する商品です。生地はごく薄く、ガーゼのように繊細で柔らかに感じる一方で、よく伸びました。着用時に静電気は起きませんでした。製品タグが内側についていたことは残念ですが、基本的にストレスフリーな着心地で、夜も着て寝たいと思ったほどです。

 もともとお肌の潤いキープが目的の商品なので、ほかの冬用インナーのように強力な保温機能は特にうたわれていません。ただ、冬場の乾燥で肌着と肌が触れるとかゆくなるなどの場合、このフロラーレは強い味方になります。袖なしフロラーレもあり、他者の袖あり冬用インナーとの重ね着を試したところ、着ぶくれせず、温かさもキープでき、ちょうど良い感じでした。

 また何となく、「洗濯すると化粧品成分が流れてしまうのでは……」というイメージがありましたが、資料によると「洗濯耐久性に優れている」とのこと。ネット使用で普通に洗濯でき、実際に洗濯した後も素材感が変わった印象はまったくありませんでした。