選曲、合いの手、ドリンクの注文……と、何かと忙しく神経を張り巡らせることの多い「仕事カラオケ」。上司や取引先など年上の人と同席する機会も多く、歌唱力よりむしろ大人としての対応力が求められることも。そこで、ワーキングウーマンの皆さんが何を歌い、どんな工夫をしているのか、さらに“あるある”な困惑エピソードまでを大調査! とっておきの処世術を紹介します。
◎日経ウーマンオンライン上で読者を対象に実施
◎調査期間:2017年9月29日(金)~10月31日(火)
◎有効回答者数:483人
あなたは「仕事カラオケ」に行く? 行かない?
会社の飲み会や取引先の接待の二次会・三次会など、ビジネスシーンでは飲みニュケーションの延長線上にあるカラオケ。まずはワーキングウーマンの皆さんに、仕事の付き合いでカラオケに行くかどうか聞きました。
「行かない」は、「行く機会がない」「昔は行っていたが今は行っていない」と回答した人も含めて、全体の64.2%に。なんと半数以上が「仕事カラオケ」に消極的であることが判明しました。そのワケとは?
「仕事カラオケ」に行かない理由は?
【カラオケ自体が苦手】
◆ 歌うことが得意ではないので、カラオケはできるだけ避けています。(32歳、教育・学習支援、専門職)
◆ 正直、カラオケの何が楽しいのか分かりません。(36歳、医療福祉関連、専門職)
◆ お酒が飲めない人がいるように、カラオケを苦手とする人がいることを知ってほしいです。(31歳、保険、一般事務)
【仕事とプライベートを分けたい】
◆ 仕事の人とは一定の距離を取りたいので行きません。(33歳、医療福祉関連、専門職)
◆ 20代の頃は楽しさを感じられたけど、今は時間とお金がもったいない。自分のために使いたいです。(35歳、医療福祉関連、総務・人事・企画他)
【過去に嫌な思い出がある】
◆ カラオケボックスで酔った上司に抱きつかれ、誰も助けてくれなかったことがあって以来、二度と行きたくありません。(36歳、情報通信、企画)
◆ 酔った男性社員に絡まれることがありとても嫌な思いをしたので、お酒が回りきらない一次会で帰ります。(32歳、製造、営業事務)
【気を使うのが疲れる】
◆ 知らない曲がかかるとイマイチ反応に困る。(23歳、公務員、専門職)
◆ 歌っているとき以外に気を使うのが大変そうなので、行きたくない。(45歳、情報通信、総務)
◆ 密閉された空間で、上手じゃない上司の歌をずっと楽しそうに聴くのは苦痛です。(28歳、保険、人事)
歌うことそのものが苦手ということよりも、周囲に気を使わなければいけない、仕事の人間関係をプライベートにまで持ち込みたくない、といった心理的なハードルが高いようです。
それでは「行く」と回答した女性たちは、「仕事カラオケ」をどんな術を使って乗り切っているのでしょうか?