
5月24〜29日にソウルで、4年に一度開催の、世界皮膚科学会議が行われた。その際に、ロレアルグループのラ ロッシュ ポゼのインターナショナル・ゼネラル・マネージャーであるエリザベス・アロージュさんへのインタビューを実施した。各国女性の美肌への意識の違いと、日本女性のスキンケアの特徴が思いがけない結果に結びついていることが分かった。
これまでのロレアルグループによる世界各地での意識調査から、各地での「美肌」のイメージの違いが明らかになったという。
日本人にとっての「美肌」は、追い求める「理想」。理想に近づく努力を日々惜しまない。アメリカ人にとっての「美肌」は、チャレンジの成果で、自分の「強さ」を表現するもの。フランス人にとっての「美肌」は、「リラックス」した自分が表現されている状態。そんな国別の美肌イメージの差は、当然、日頃のスキンケア習慣の差となって表れる。
美肌の追求に余念がなく、日々スキンケアに熱心な日本人。思い当たる人も多いのでは。ところで、あなた自身は、毎日の朝晩のスキンケアで、何種類の化粧品(メイク用品をのぞく)を使っているだろう?
朝の洗顔、化粧水、美容液、乳液、日焼け止め、化粧下地。夜はクレンジング、洗顔料、化粧水、美容液、クリームなどなど――。
それほど“気合い”を入れていなくても、容易に10品を超えていないだろうか。
これについて、ロレアルグループのラ ロッシュ ポゼの研究チームは、驚きの研究データを持っている。ラ ロッシュ ポゼの臨床研究責任者のソフィー・セット博士はこう話す。
「日本人のスキンケア手順の複雑さは世界的に見ても特殊です。私たちの研究チームは、50人のフランス人女性に日本式のステップ数が多く重ね塗りをするスキンケアを1カ月間行ってもらい、逆に、日本人女性50人には、ヨーロッパ式のクレンジングと保湿だけといった、シンプルなスキンケアを1カ月続けてもらいました。その結果、1カ月後にはフランス人女性は敏感肌に、日本人女性の敏感肌は改善されるという結果になったのです」(オリヴィエ・ド・ラシャリエールら、ロレアル リサーチ&イノベーションの研究チームによるデータ)。




