自分らしく働きたいと思いながらも、仕事と育児との両立や、管理職昇進への不安、

人間関係や給料など、女性の悩みは尽きない。

読者から寄せられた様々な相談に、キャリアの専門家が回答します!

Q.職場の人間関係に疲れます

新しく異動してきた上司と合わない。上司が部の状況を把握する能力がなく、前の部署でのしきたりを持ち込むため、亀裂が生じている。意見を言うと「評価が心配だね」と言われて、暗に脅されている(35歳・IT・法務)
女性の先輩が意見を強く主張するので、言いたいことが言えず反抗できない。嫌みを言う人もいたりして、人間関係に疲れます(34歳・サービス・一般事務)

A.上司を反面教師と捉えるのも手。相手のタイプに応じた伝え方を
苦手な上司や同僚がいるなど、職場の人間関係は悩ましい問題。「上司の器が小さいと感じるなら、反面教師として捉えることで、自分が部下を持ったときにいい上司になれると考えて。また、自分を大事にしながらも、相手の立場に立ってみて、『この上司にはどんな言い方をすれば伝わるのか』とコミュニケーション方法を工夫するのも、自分が成長するいい機会です」(錦戸さん)

Q.やりがいがありません

やりがいが見つからない。自分でなくてもいい仕事ばかりしている(30歳・食品・営業)
仕事がつまらなくてやりがいがない。誰もやりたがらない仕事も一人で抱えていてつらい(33歳・保険・事務)

A.よかったことを記録して、小さな目標を達成してみる
仕事にやりがいを持てないという人は少なくない。「人は本来、悪いことに目を向けがち。その日にあったいいことを、理由と併せて書く習慣を試してみては。取引先から感謝された、上司に褒められたなどと書き留めることで、仕事に前向きになれるはず。また、資料をいつもより5分早くまとめるなど自分で小さな目標を作り、ルーティンから脱するよう工夫するのも有効です」(菊入さん)

Q.給料が少なくて将来が不安

給料が低く、大幅に上がる可能性もないので、貯蓄ができない(36歳・広告・経理)
会社の統合によって給料が下がるのに、求められる仕事が多くなる(34歳・小売り・販売)
退職金がない。景気に左右される業界で働いているの で、給料が上がらない(40歳・化学・顧客サポート)

A.現状維持か転職に踏み出すか、気持ちの整理をしてみて
給料への不満は読者のなかでもダントツに多い。「給料が少ないと嘆く一方で、転職活動は面倒くさい、自信がない…といった相反する気持ちがあるはず。昇進、昇格して収入アップを目指す手も。会社に雇用されている現状をよしとするか、今の会社に見切りをつけて給料の高い仕事への転職に踏み出すか、気持ちの整理をしてみて」(錦戸さん)

この人たちに聞きました
菊入みゆき
JTB モチベーションズ コンサルタント
菊入みゆきさん
パルコでの店舗企画・運営などを経て、93年より現職。キャリアとモチベーションについて研究し、大手企業などでコンサルティングを行う。著書に『はたらく女性のための「転機」をチャンスに変える本』(河出書房新社)など

錦戸かおり
キャリアカウンセラー
錦戸かおりさん
2級キャリア・コンサルティング技能士。キャリア開発支援「がんばれ工房」主宰。著書に『働く女性が35歳の壁を乗り越えるためのヒント』(河出書房新社)がある。
http://www13.ocn.ne.jp/-tenshoku/

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