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第8回抗加齢医学会総会レポート
ビタミンC不足が老化と皮膚トラブルを促進する─講演(1)

2008年7月9日

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 6月6、7日、東京国際フォーラムで開催された第8回抗加齢医学会総会で、「美しい肌のために~年を重ねていくために今すべきこと~」と題したランチョンセミナーが開催された。ビタミンCの効用をテーマに、東邦大学薬学部の石神昭人准教授と藤田保健衛生大学医学部応用細胞再生医学講座の赤松浩彦教授がそれぞれ講演を行った。

 石神准教授の講演テーマは「ビタミンCと老化」。人間はビタミンCを体内で合成できないが、人とサル以外の動物のほとんどが、体内でビタミンCの合成が可能。石神准教授は、ビタミンCを合成できるマウスの遺伝子を操作することによって、体内でビタミンCを合成できないマウス(SMP30遺伝子ノックアウトマウス)を作ることに成功。このマウスを使った実験で、体内でのビタミンC不足が体にどのような影響を及ぼすのかを科学的に検証した。

 SMP30遺伝子ノックアウトマウスにビタミンCをまったく与えずに育てると、マウスは壊血病で死亡してしまった。一方、1日必要量の2.5%という、わずかなビタミンCを与えて育てた場合は、体重が減少し、骨を構成する組織がぼろぼろになるという老化の症状が現れたという。

ビタミンCが合成できないヘアレスマウスを開発
「皮膚はビタミンCが不足しやすい」との検証も

 さらに、SMP30遺伝子ノックアウトマウスの臓器を調べたところ、「小脳や膵臓などの臓器に比べて、皮膚はビタミンCが不足しやすいことがわかった」(石神准教授)。このことから、皮膚の老化を予防するためには、肌に直接塗ることで、抗酸化作用や抗炎症作用などを促すのがいいという。

 新たに、ビタミンCが合成できないヘアレス(体毛を除いた)マウスの開発に成功したことも明らかになった。石神准教授は「ビタミンCが不足した場合、角層がボロボロになり、ターンオーバーも遅れた様子が観察できた」と語った。ヘアレスマウスは、皮膚科研究の評価・観察に多用される。今後、化粧品の成分評価などへの応用も期待できそうだ。

 講演後、聴衆からビタミンCの摂取方法に質問が及ぶと、「食事でとるのが一番だが、サプリで補給する場合は食間、食後にのむように。過剰摂取は避けて、1日1gまでを目安にするといい」と締めくくった。

 続く講演(2)では、赤松教授の講演について報告する。

(日経ヘルス、熊介子)

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