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更年期が始まるサインってどんなもの?月経不順や不調はどのくらい続くの?
更年期を迎えた3人が、婦人科医の松村圭子さんに素朴な疑問をぶつけました。

突然の出血に大あわて……

「月経不順もつらい症状も、
時期が来たら必ず終わります」
成城松村クリニック院長
(東京都世田谷区)
松村圭子さん
1995年広島大学医学部卒業、同大学産科婦人科学教室入局。広島大学医学部附属病院などの勤務を経て2010年より現職。日本産科婦人科学会専門医。西洋医学、漢方などを取り入れ、女性の体をトータルに診る。

 ここ1年半ぐらい月経不順が続いています。先日は急な出血でズボンにまで血がにじんでしまい、急いで腰にカーディガンを巻きつけたりして、大変でした……。

松村 Aさんは52歳。年齢からすると、月経が不規則な時期が続いて、その後、1年間月経が来なくなったら「閉経」です。それまでは急に出血して、慌てたりすることもあるでしょうね。血液検査でホルモンバランスを見ると、閉経に近い数値なのに月経はあったりなかったり、という状況の人がけっこういる。こういった月経不順が続く時期は個人差が大きく、中には2年間くらい続く人もいるんですよ。

 次はいつ月経が来るのかを知りたいです。毎日基礎体温を測れば分かりますか?

松村 この時期の出血は、排卵をしていない「無排卵出血」であることが多いので、基礎体温で予測できないの。ホルモン補充療法を行うと、出血時期がほぼ定期的になるので不意の出血は避けられます。気をつけたいのは、月経不順だと思っていたら子宮体がんによる不正出血だったというケースがあること。子宮の奥のほうのがんで、多くの人は不正出血から始まります。しかも子宮体がんは、更年期以降に多いの。

 ええっ。不正出血と更年期の月経の出血って、違いが分かるものなのですか?

松村 月経不順だと出血があってもいったんは止まりますが、子宮体がんは茶色っぽい血液がだらだらと出続けることが多いですね。でも、更年期は月経の出血が1カ月くらい続くこともあるから、素人判断は危険。おかしいなと思ったらすぐに医師の診療を受けて。

編集Y 出血が予測できないって大変ですね。ずっとナプキンを当てておくわけにもいかないし。

松村 でも、いずれはなくなるのですから、「ずっと続くわけではない」と気持ちを切り替えるのも一つの方法。それに、更年期は他の症状もいろいろ出てくるから、はっきりいって不正出血どころじゃなくなる人も多いんですよ。

 私は最近、頭からどっと汗をかくんです。

松村 Bさんもぼちぼち更年期症状が出始めたということね。女性ホルモンの急激な減少につられて自律神経も一緒にバランスを崩し、体温調節がうまくできなくなって汗をどっとかいたり、ほてりが出たりします。そういったときの汗は心地よい汗ではなくて、部分的にかき、べとべとと蒸発しにくいのが特徴ですね。

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【profile】
Aさん(52歳)
月経不順に困っています

建設会社勤務。夫と2人暮らし。仕事は残業が多く忙しいが、休日は野球観戦や映画など夫婦共通の楽しみも。最近、月経不順が続いている。子宮筋腫があり、経過観察している。
Bさん(50歳)
頭からどっと汗が出る

主婦。夫と大学生、高校生の子どもと4人暮らし。家族の起床時間や帰宅時間に合わせるため睡眠不足気味。最近、頭からどっと汗をかいたり、疲れやすい。子宮筋腫がある。
編集Y(45歳)
疲れると不調が増える

夫と子ども3人の5人暮らし。忙しい日々で、疲れがたまると不調が多くなる。最近、物忘れが多くなったり、ひざや足首が痛むなど、なんとなく更年期が近づいてきた感あり。

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取材・文/柳本 操 撮影/高木あつ子 デザイン/ディッシュ

まだまだ知りたい!
更年期と閉経Q&A
素朴な疑問・人に言えない不安


閉経は「未体験ゾーン」だけに知りたいことは山盛り。45歳を超えたら知っておきたい更年期・閉経の疑問に、調査やデータも交えてお答えします。知っているだけでも、不安は軽くなります。

07年8月に40~69歳の420人に実施した調査。そのうち、「更年期を終了した」と答えた211人の回答。不調のつらさを聞いた。

Q.みんな「更年期障害」になるの?
生活に支障出るのは2割程度
 「私には更年期はなかった」という言い方を時々耳にしますが、これは言葉の使い方の間違い。更年期はすべての女性に訪れます。きっと「つらい更年期症状=更年期障害はなかった」と言いたかったのでしょう。確かに全員が「更年期障害」になるわけではありません。編集部の調査では、つらい症状が出たのは1~2割程度。残りの約8割は、気にならない、または不調があっても生活に支障がない程度、と回答(右グラフ)。多くの人が折り合いをつけて過ごしています。心配しすぎないで。

Q.つらい症状はずっと続くの?
平均では3~5年。いつか終わります
 症状は一生続くわけではありません。これまでの多くの研究で、期間は5年前後といわれます。編集部調査では閉経前1、2年(22.1%)、閉経後も1、2年(22.7%)つらかったという人が多かった一方、閉経後5年以上続いた人も同率の22.7%でした。最近は、閉経後の症状の期間が長くなる傾向があるようですが、10年以上など、長く続く場合は別の病気の可能性があるので医師に相談を。

Q.閉経を遅くする方法はない?
筋腫があると遅くなる傾向が
 残念ながら、閉経時期を後ろにずらす方法はありません。ただ、子宮筋腫がある人は閉経が数年遅くなる傾向が。それまで月経トラブルがなかった人でも、筋腫があると更年期には経血量が増えたり、突然大量出血するなど月経トラブルが悪化しやすいので要注意。
 一方、閉経を早める因子には喫煙があります。喫煙に不妊治療や子宮内膜症が加わったケースなどは閉経が早まるといわれています。


構成・文/黒住紗織(編集部) イラスト/平松昭子 デザイン/ディッシュ

「これ以上の情報をお読みになりたい方は、日経ヘルス プルミエ誌面でどうぞ。」

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