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知りたい!なりたい!こんな職業

光・音・形の芸術! 夜空を彩る花火師の仕事

2015年7月21日

~製造から打ち上げまで~ 熟練した職人技で観客を魅了

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夏の風物詩といえば、夜空に輝く色とりどりの「花火」。

全国各地で花火大会が開催され、群衆から歓声と拍手が沸き上がります。

今回は、花火師の垣澤みゆきさんにお話を伺いました。

垣澤みゆきさん
垣澤みゆきさん

●花火師歴 15年。43歳。
●休日は、映画鑑賞や観劇、スポーツ観戦、おいしい物探しなどでリフレッシュしています。

株式会社 元祖丸玉屋小勝煙火店


一つ一つ、昔ながらの手作業で作られている“花火の玉”

 2014年に創業150周年を迎えた、花火の製造から打ち上げまでを行う「丸玉屋小勝煙火店」。花火師の垣澤みゆきさんは、その茨城工場で働いています。花火の製作には、配合・割薬作り・星掛け・玉詰め・玉貼りの5つの工程があり、この中の「玉貼り」を担当。糊を付けたクラフト紙を玉に幾重にも貼り、玉に紙を馴染ませるゴロ掛けと乾燥を繰り返します。打ち上げ花火の玉は、2寸玉(直径約6cm)から4尺(直径約120cm)までさまざま(株式会社 元祖丸玉屋小勝煙火店では、2号玉(2寸玉)から15号玉(1尺5寸玉)までを作っている)。出来上がるまでに約2週間から1カ月程かかります。「玉貼りは、1つの玉を何度も触り移動させるので、落下などで玉が破損しないように気を使います。工場は火気厳禁ですが、冬期の乾燥による静電気の発生には特に注意が必要です」

 花火大会本番では、現場で打ち上げも手掛けています。今は、コンピュータ制御による花火と音楽のコラボに加え、打ち上げ方や色にも凝る演出が主流。星と呼ばれる光の粒も、色そのものや色の変化にこだわって作られ、よりショー的な要素が高くなっています。「一般的な球状に咲く花火は、玉が一番高く上がった位置で丸く開き、消え際が揃っているのが良しとされています。美しい球形を作るために、星の大きさや割薬の強さと外皮とのバランスが重要で、そこが花火師の熟練した腕の見せどころです」

花火を作る側になりたい!粘りに粘り、チャンスをつかむ

 大学卒業後、繊維メーカーに就職していた垣澤さんが、花火師という仕事に強く惹かれたのは、隅田川の花火見物がきっかけでした。両岸にビルの建ち並ぶ場所で花火が上がること、それをものすごい数の人々が観に来ていたことに驚いたそう。「花火がどのような仕組みで作られて打ち上げられるのか知りたい、どうせなら自分で出来れば楽しそうだな、と思いました」

 花火の世界に入るためにはどうすればよいか模索しているとき、雑誌で見つけたのが“花火師が持つ資格”という記事。大学で化学専攻だったこともあり、その中に含まれていた甲種危険物取扱者資格を1998年に取得しました。そして2000年、28歳のとき、現在の会社を訪問。最初は断られたものの、花火が作りたい一心で粘り、本社直営のおもちゃ花火店のアルバイトに。その後、工場の人員に空きが出て採用されることになりました。入社後の2001年、甲種火薬類取扱責任者資格を取得。翌年には乙種火薬類製造責任者資格を取得しました。

 現在、丸玉屋の製造部門には33人中11人、打ち上げ部門には33人中4人の女性花火師がいます。「打ち上げ現場ではタフさが求められますが、最近は昔から男性の仕事と思われている業種にも女性の進出が増えています。女性の花火師も徐々に増えていくのではないでしょうか」

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