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より高い抗糖化作用?! ザクロが肌や血管の老化を防ぐ(2/2)

2015年1月13日

抗酸化・抗糖化で注目のアンチエイジングフルーツ

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 同志社大学大学院生命医科学研究科の糖化ストレス研究センターが、閉経後女性10人を対象に行った試験では、糖分を除いたザクロ抽出物を1日100mg、12週間とり続けることで皮膚でのAGEs蓄積量が変化せず、血中HbA1C値の低下が見られたという(下記グラフ)。

■ザクロエキスで血中HbA1cが低下した
閉経後女性に糖分を除いたザクロ抽出物を1日100mg、12週間のみ続けてもらったところ、血中HbA1c値の低下が見られた。(データ:Glycative Stress Research;1(3),60-67,2014)
■ザクロに含まれるポリフェノールは
 医薬品より抗糖化活性が高い
ザクロポリフェノールの蛍光性AGEs生成抑制作用を調べたところ、3量体(3つ結合)のユカールパニンT1、4量体のポメグラニンAの活性が高かった。(データ:Food Chemistry;152,323-330,2014から改変)

 ザクロには、ポリフェノールの一種、エラジタンニンやエラグ酸という成分が多く含まれており、これまではエラグ酸の機能性が注目されてきた。だが、「糖化にはエラジタンニンが効いていると考えられる」と伊東教授。

 エラジタンニンには複数結合(重合)したものがあり、その重合度が大きいほど活性が高いと期待される。「研究により、ザクロにはエラジタンニンが2つ以上重合したものが存在し、重合度が3つ、4つと大きくなるほど、抗糖化活性が高かった」と伊東教授は話す。

 ザクロには、抗酸化作用、抗炎症作用に関する研究報告も多い。1年以上ザクロジュースをのみ続けていると、LDLの酸化が抑えられ、血圧の低下や動脈硬化の抑制、心疾患リスクの低下といった効果も。また、閉経による骨粗しょう症のリスクを低減させ、変形性関節炎の炎症を抑えるという報告もある。

 アンチエイジングを目指すなら、ザクロもぜひお試しを。

■ザクロの食べ方
※取り出した種衣は冷蔵庫で3~4日、冷凍すれば数カ月は保存できる。皮をむかなければ室温で数週間持つ。
この人に聞きました
伊東秀之
岡山県立大学 保健福祉学部栄養学科
教授

伊東秀之
岡山大学大学院薬学研究科修士課程修了。食品メーカー研究員などを経て、2013年より現職。ポリフェノールなど、食品素材に含まれる機能性成分の構造研究、生体利用性などの探求が専門。

★最新号の日経ヘルスもお楽しみください!

文/堀田恵美、イラスト/平 拓哉

2014年12月号掲載記事を転載
この記事は雑誌記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります

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