朝食ブームが続いている。その代表格は、やはりパンケーキだろう。ブームの火付け役と言われ、“世界一の朝食”と称されるレストラン「bills」が日本に初上陸したのは2008年だが、その後もハワイの人気パンケーキ店などが次々に上陸。パンケーキ激戦区の原宿では、いまも人気店への行列が絶えず、ブームは衰え知らずだ。しかしその一方で、最近はフレンチトースト(参照:パンケーキの次に来る!? フレンチトースト)やグラノーラ(参照:“進化系グラノーラ”が続々登場)のような“ポストパンケーキ”候補も現れはじめ、ファンを増やしつつある。

 そこで今回は注目の朝食メニューを一挙に紹介。どれもすでにブームの兆しがあるので、乗り遅れなく!(※価格は特記がない限り8%税込です)。

 まずは、ニューフェイスの注目株、アメリカ・オレゴン州ポートランドで大人気の“ビスケットサンド”から! 手作りの大きなビスケットにベーコンやチキンをはさみ、たっぷりのソースで食べるもので、アメリカ南部では古くから慣れ親しまれてきた家庭の味。それを日本で再現したのが、都内近郊に4店舗を展開する「チェルシーカフェ」だ。2013年10月にオープンした渋谷店では、1日約200皿が出るほどの人気だという。

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一番人気の「チェルシーカフェ・ザ・ビスケットサンド(サラダ付き)」(980円税別)。お皿いっぱいのソースはオマールエビの旨味がきいた特製クリーミーソース。
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「プルドポーク&ビスケットサンド ~ブルーベリーバルサミコソース」(1280円税別)。アメリカ南部の代表的なBBQメニュー。ワインやシードルと相性抜群!
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3/14から提供を開始した「フレッシュストロベリー&ブルーベリー」(880円税別)。フレッシュなストロベリーとブルーベリーをふんだんに使ったデザート系のビスケットサンド。

 同店を運営するドリームコーポレーション広報の富永真由実さんによれば、「ビスケットサンドは古くからアメリカ南部で食べられていた朝食の定番ですが、アメリカ・ポートランドでは人気が再燃し、ビスケットサンドの専門店に行列ができるほどです。当店ではアメリカのママの味を日本人の繊細な舌に合うよう改良しながら、使う食材などの伝統を崩さずに再現しました」とのこと。

 ビスケットは作り置きせずに少量ずつ焼きたてを用意しているそうで、外はサクサク、中はふんわり。中にはさむ具材のバリエーションはいろいろあり、一番人気はジューシーなオリジナルチキンナゲットとカリカリに焼いたベーコンを挟んだ「チェルシーカフェ・ザ・ビスケットサンド」。また、新発売のデザート系ビスケットサンド「フレッシュストロベリー&ブルーベリー」も人気が高く、お酒によく合う「プルドポーク&ビスケットサンド~ブルーベリーバルサミコソース」もおすすめだそう。

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チェルシーカフェ渋谷店。渋谷店ではビスケットサンドは平均して、ランチ時間帯に100~120食、カフェタイムに50食、ディナータイムに50~60食ほど出る。気持ちがよいテラス席はこれからの季節にぴったり!

 次は、東京・東雲にある「808CAFE(やおカフェ)」の看板メニュー「ふわとろフレンチトースト」。フレンチトーストといえば昔から朝食の定番ではあるが、この店のものはひと味違う。まるでプリン!? と思うほど、とろとろの食感が楽しめる個性派フレンチトーストなのだ。多い日は来店者のほとんどが注文するそうで、ディナータイムでもシメに注文する人が後を絶たないとか。2014年2月にオープンしたばかりだが、すでにテレビなどでも紹介されている話題店だ。

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「プレーン(バニラアイス付き)」(600円税別)のフレンチトーストに、ミックスベリーとストロベリーアイスをトッピング(※トッピングは50円税別~)。
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「コーヒー(マスカルポーネホイップ付)」(650円税別)のフレンチトーストにバナナ・チョコソース・マスカルポーネホイップ・チョコレートアイス・チョコレートをトッピング(※トッピングは50円税別~)。

 人気の理由はなんといっても、プリンさながらの、ふわとろ食感! 同店の鈴木秀輔店長によると、「フライパンで焼いた後、さらに卵液を加えてオーブンでスチーム加熱することで、プリンのようなとろとろの食感を実現しました」。さらに自家製ラスクとオレンジピールで作った特製フレークを別添えすることで、サクサクの食感も一緒に味わえるように工夫しているという。

 トッピングは、メープルシロップやハチミツなど全15種類。さらに、フレンチトーストのベースの味もプレーン、ココナッツ、コーヒーの3フレーバーから選べる。「プレーンは特濃牛乳にコンデンスミルクの卵液、ココナッツは特濃牛乳にココナッツミルクの卵液、コーヒーは特濃牛乳にドリップしたエスプレッソの卵液を加えています」。自分でフレンチトーストの生地の味とトッピングの組み合わせを考えられるなんて、かなり楽しそう!

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銀座や、お台場からもアクセスがよく、春は桜で華やぐ東雲公園にも近い「808CAFE」。毎回違うフレンチトーストの味が楽しめるので、はまって通うリピーターも!

 続いては、現在の朝食トレンドを実感できるお店、「ButterGRAND(バターグランデ)」を紹介しよう。なんと同店は「朝食」をテーマにしたカフェ。“ALLDAY BREAKFAST”をコンセプトに、“Healthy&Beauty”な世界の朝食が一日中味わえる。パンケーキやグラノーラをはじめ、世界中で愛されている朝食の数々を提供。なかには、フランスの伝統料理であるガレット・クレープもある。

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「完熟バナナのフランベ塩バターキャラメルクレープ~北海道生乳ソフトクリーム添え~」(1130円)。塩バターの塩気がバナナとキャラメルの甘さをほどよく引き立てる。
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「ガーリックシュリンプとアボカドのガレット」(1130円)。ガレット生地が隠れてしまうほど野菜がたっぷりと盛り付けられたサラダ感覚のガレット。エビとアボカドの組み合わせは鉄板!

 どのメニューも素材にこだわっており、ガレットには国産蕎麦粉と炭酸水を使用。クレープには発酵バターを使っているという。メニューが豊富でどれを食べようか悩んでしまうが、「ご友人数名でいらして、食事系と、スイーツ系で数種類をシェアして召し上がる方も多いです」とアドバイスをくれたのは、同店を運営するスイーツデザインラボ広報の流田直子さん。なるほど、その手があった! 朝食をしっかり摂りたいなら、「目覚めの朝食パンケーキセット」(1130円)や「目覚めの朝食フレンチトーストセット」(1130円)もおすすめ。また、ガレットやフレンチトーストも人気とのこと。

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2013年12月にオープンした「ButterGRANDアトレ恵比寿」は連日行列の人気ぶり。ほかに2013年11月オープンの「ButterGRAND淀屋橋」(大阪)もある。
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やはり一番人気はパンケーキ。「クレームブリュレ窯出しフレンチパンケーキ ~北海道生乳ソフトクリーム添え~」(1250円)。特製のアパレイユにつけ込んで2度焼きした生地に口どけの良いブリュレしたプリンをのせている。

 ちなみに、数あるメニューの中でもやはり最もよく出るのはパンケーキ。現在はイチゴを使った期間限定のパンケーキも提供しているそうなので、チェックしてみて!

 次のページではポストパンケーキの大本命!? 注目のエッグベネディクト!