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派遣社員として再就職したものの・・・

2014年2月26日

意気揚々と始めた仕事がうまくいかず、自信を失ったNさんの場合

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 「心が疲れた」と感じることは、誰にでもあることです。ただ、その度合いや“症状”は人によって違います。解決のためには、時には「相談」することも有効です。
 この連載では、産業カウンセラーが実際に受けた相談から実際の事例を紹介し、働く女性のメンタルヘルスを考えます。

 今回は、自治体の相談業務に従事する産業カウンセラーYさんの事例を紹介する。

*   *   *   *   *   *

 Yさんのもとを訪れた相談者Nさんは、37歳既婚。夫と2人で暮らしている。

 Nさんは現在、通信系の会社に派遣社員として働いている。大学卒業後、大手出版社に入社し結婚するまでキャリアウーマンとしてバリバリ仕事をしたが、不規則な生活と家庭の両立は無理だと思い、結婚を機に退職。5年間専業主婦として家事に従事したが、社会に出たいと思う気持ちが強くなり派遣会社に登録。仕事を始めた。

 初めて会ったNさんは顔色が悪く終始うつむき、不眠の悩みで相談室を訪れた。

Nさん「夜何度も目が覚めて眠れないんです」

Yさん「目が覚めてしまうんですね」

Nさん「不安な夢を見て汗をかいて目が覚めます。朝まで眠れない時もあります」

 不眠以外の身体症状を聞くと、食欲がない、気分が落ち込みやる気が出ない、頭痛がするなど、良くない状態だった。夫に体調が悪いことは話していない。

 このような状態になったのは2カ月くらい前からで、派遣の仕事を始めてすぐの頃からだった。

 派遣先の会社との面接の時は、華やかだった出版社勤務の頃の話をして、仕事ができるアピールをした。任せてください、普通の主婦じゃないですと大見得を切った。そう言う方が採用されるような気がしたそうだ。

 就業条件は週3回午前10時から午後4時までのインターネットサイト作成業務を約束してもらった。残業はできないことも付け加えた。理由を聞かれ、仕事も大切だが家事もおろそかにしたくないと答えた。派遣先担当者も了承してくれて、採用となった。

 派遣初日、Nさんが職場に行くと皆仕事をしていた。雰囲気に圧倒されたが、勇気を振り絞って朝の挨拶をした。しかし、皆面倒くさそうな様子で、顔も見てもらえずがっかりしたそうだ。

 Nさんはサイトの作成・運営のセクションに配属されたが、このセクションには、サイト編集長の男性社員と管理する女性社員2人、Yさん以外にも2人くらいの派遣社員がいるようだった。

 面接の時にいた20代半ばの女性社員が直属の上司だった。笑顔の素敵なお洒落な女性だった。

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Profile
太田由紀子
太田由紀子
産業カウンセラー。出版社、放送局勤務後、産業カウンセラーの資格を取得。傾聴でカウンセリングを行う。メンタルクリニックの運営にも携わっている。日経ビジネ スオンライン「メンタルリスク最前線」コラム執筆。日経ビジネスムック『課長塾 部下育成の流儀』にも登場。現在は音楽療法も勉強中。
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