結婚を決めたカップルにとって、一大イベントとなる結婚式。晴れやかな舞台の裏には、
式の準備から当日の進行までを支えるスタッフの活躍があります。
今回は、ウエディングプランナーの岡村奈奈さんにお話を伺いました。
理想的な結婚式のために、広範囲にわたってカップルをサポート
岡村 奈奈 さん

●ウエディングプランナー歴10年。現在はフリーランスで活躍中。34歳。
●オフィシャルサイト名「nanea(ナネア)」はハワイ語。ハワイ旅行をきっかけにフラダンスを習い、家でも練習しています。運動不足が改善できて健康的になる上、音楽に合わせて踊るのはとても楽しいです。
ウエディングプランナーの岡村奈奈さんは、結婚式全般に関するあらゆる相談に対応しています。インターネットなどを通じて問い合わせがあると、会場や婚礼スタイルの相談から始まり、数か月から1年以上かけて式の手配を進めていきます。カップルとの1回の打ち合わせは2時間ほどですが、挙式直前になると、1日中一緒にいて準備をしたり、実家に伺い、ご家族と食卓を囲むことも。「結婚式のルールは地域性や文化・信仰に関係することもあり、とてもデリケートなものです。新郎新婦だけでなく、ご家族や友達など多くの期待や価値観の存在も常に意識してプランニングするようにしています」
日本では、9割以上のウエディングプランナーが式場やウエディング会社に所属するなか、岡村さんは、数少ないフリーランス。より専門的な意見を求める方や、自宅や音楽ホールのようなウエディングの実施経験のない会場で挙げたい方も、安心して任せられるプロとして請け負います。そのような会場では、婚礼のための設備がない場合がほとんど。備品の手配からテーブル配置、入退場のルートを決めるなど、プランニングの範囲は実に広範囲となります。「大変な準備ですが、自分たちらしく行いたいと考える新郎新婦のために、私も徹底的にアイディアを絞ります。備品の手配や搬入など力仕事も多いものの、楽しみの大きい仕事です」
感動の舞台に専門職として関わりたいという思いがきっかけに
音楽が好きだったという岡村さんは、コンサートの裏方の仕事にあこがれて昭和音楽大学に入学。在学中から、コンサートの舞台裏に携わるスタッフを経験。その仕事を通して、同じく裏方であるウエディングプランナーの存在を知ったのだとか。「一から構成を考え、準備をして、“本番”の幕が開く。そして、幕が下りて感動したり労い合ったりする場面に、自分も一つの欠かせない存在としていたいと思ったところからスタートしました。また、裏方でも一つの専門職として認められたいという想いもあったように思います」
23歳で結婚式場のアルバイトとして第一歩を踏み出した岡村さんは、レストラン、プロデュース会社などで経験を積み、2005年に目標だったフリーランスとして活動を開始しました。「フリーという働き方を実現、維持していくことの難しさはありますが、個人的には満足しています。ウエディングプランナーは、結婚の多様化に伴ってますます知識やセンスが求められる専門職として注目される職業になっていくと思います。今後は働き方やサービスの提供の仕方も幅が広がるのではないでしょうか」





