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知りたい!なりたい!こんな職業

絵画に魅せられ、学芸員に

2011年1月24日

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全国大小の美術館で行われているさまざまな展覧会。

展示されている企画は、数年前から綿密に準備され開催の日を迎えます。

今回は、愛知県美術館の学芸員、森美樹さんにお話を伺いました。

専門研究から肉体労働まで軽快なフットワークが必要

森 美樹 さん
森 美樹 さん

●「愛知県美術館」の学芸員。36歳。
学芸員歴8年

●プライベートでの一番の楽しみは、日常から離れて自分をリセットできる海外旅行。普段は料理や友人との会食、読書や映画で気分転換しています。


 愛知県美術館には現在13人の学芸員がいます。その中で、森美樹さんは所蔵作品を扱うセクションに所属。所蔵作品展の準備、寄託作品の管理、作品収集といった業務を担当しています。事務関係、展示会の仕事、執筆や講演、展示作業など仕事は多岐にわたり、運営から力仕事まで、多様な能力が求められます。

 展覧会は専門分野によって担当します。森さんの専門はフランス近代・現代美術。2007~08年に開催された「ロートレック展」では、渡仏して作品の調査や出品交渉を行いました。開催の数カ月前からは、深夜までの作業が続き、週末も休めない忙しさに。

 「現在は、横浜美術館で4月2日からスタートする『プーシキン美術館展―フランス絵画300年』が当館に巡回し、7月8日~9月4日まで行われるため、担当者として準備作業に追われています」

絵画に魅せられ、学芸員を目指して美術史を専攻

 大学でフランス語を学び、3年次にパリに1年間語学留学をしていた森さん。日本での大学生活と違い、言葉も通じず、知人もいない生活は最初慣れるまでとても苦労したそう。

 「パリには美術館がたくさんあるし、言葉が分からなくても絵を鑑賞することはできる、という気持ちで、美術館に出かけるようになりました。中でも、グラン・パレで開催されたセザンヌの大展覧会は衝撃的でした。美術館で働く“学芸員”という仕事に、関心を持つようになったのもこの頃です」

 学芸員は、資格のほかに大学修士課程修了程度の学歴が必要とされる場合が多い専門的職種です。そのため、外国語大学を卒業後、美術史を勉強するために名古屋大学に編入。卒業時に学芸員資格を取得し、修士課程のときに実務研修も経験。そして、美術史専攻で博士課程に進学しました。その後、再び渡仏し、1年間ソルボンヌ大学で美術史専攻DEA課程を修了。帰国後に名古屋大に戻り、博士課程前期を終え研究生となりました。そして、博物館法に定められた認定試験に合格。学芸員資格を取得しました。

 愛知県美術館開館10周年記念「ミロ展」のアルバイトをした後、2003年に島根県立美術館に学芸員として就職。翌年、愛知県美術館の募集があり、合格し採用されました。学芸員の就職は狭き門ではありますが、1年間にいくつかの館で募集があります。「ボランティアやアルバイトから道を開いたり、特定の地域や美術館にこだわらずにチャンスを広げることが大切です」

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