忙しさをアピールする女子の意外な本音

2011年1月18日

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 多忙であるストレスを、怒りをこめて周囲にアピールしてしまう……、20代から50代を対象にしたアンケート調査では、男性の11倍もの女性が、その項目に「YES」と答えています。

 また、アメリカの論文でも、女性のほうが、どちらかといえば無計画に新しい約束事を引き受ける傾向があることが指摘されています。そのせいもあってか、いつの間にかスケジュールがぎゅうぎゅうになって、ある日突然慌ててしまう。これは私も思い当たるフシがありますが……、その焦りや苛立ちを、女性は比較的はっきりと口に出して、周囲の人に爆発させてしまうところがあるみたいですね。

 かくいう私も、大学と病院の仕事、それにテレビや執筆の締め切りなどが重なって、パニックになってくると、いろいろな人に自分がいかに大変かを訴え、親しい人には涙を流して愚痴愚痴いってしまうことも……。いい年をして恥ずかしい話です。

 これって一体、周囲にどんなリアクションを期待して、「忙しい!!」と愚痴っているのでしょうね。

今回の“オンナ語”
「私は忙しいの!!」

 それは心理的リアクタンス(反発心)の原理から考えると、次のような言葉を相手が言ってくれないかな〜、と心のどこかで希求しているところがあると考えられます。

 「そんな大変なことは断りなさい! 今日はもう休んだほうがいい!」と。

 忙しさを吐露している女性には、これがベストアンサーだと痛感させられることがあります。「もうやめたほうがいい」と言われたほうが妙に安心する心理があるのです。カウンセリング中にも、「頑張ろうよ! そんなこと言わないで!」という対処療法的な声掛けをしても、クライアントには明らかに不満そうな顔をされます。

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Profile
植木理恵
植木理恵(うえき・りえ)
1975年大分県生まれ。心理学者。臨床心理士。慶応大学で講義をおこなうとともに、都内心療内科にて心理カウンセラーとして勤務。『ウツになりたいという病』(集英社)、『フシギなくらい見えてくる!本当にわかる心理学』(日本実業出版社)、『「ココロのため息」がスーッとなくなる本―元気が出てくるメンタル・ギブの法則』(大和出版)など著書多数。「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ)など、テレビでも活躍中。
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