ウワサ◆その4 チャンポンすると二日酔いになりやすい

答え ウソ!

 「昨日はチャンポンしちゃったから二日酔いがひどいよ」―。そんな会話を耳にすることもしばしば。しかし、二日酔いのなりやすさと、複数の種類のお酒を飲む“チャンポン”飲み自体に関係はない。二日酔いの大きな要因は、自分の肝臓のアルコール処理能力を超えて飲酒してしまうかどうかにある。何種類のお酒を飲もうと、適量を守っていれば基本的には二日酔いにはならない。

 では、なぜ“チャンポン”飲みをすると二日酔いになりやすいと感じてしまうのか。「お酒の種類を変えると、飲み口が変わるために、おいしく感じます。ついついお酒が進んでアルコールの摂取量自体が多くなってしまうのです。また、いろいろと飲んでいるうちに、自分がどれだけ飲んだのかわからなくなってしまい、適量を超える危険性も高まります」と中野さんは説明する。

 また、飲むピッチが早い人は血液中のアルコール濃度が上昇しやすく、酔いやすい。いろいろなお酒を楽しみたいときには、まずはゆっくりと飲むように心がけ、自分がどれだけ飲んだかを覚えておくことが重要だ。