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女性も「ビール腹」になるの? 健康リスクに差が出る肥満の種類とは

2015年12月11日

年末のパーティー、忘年会はビールの飲み過ぎに要注意!?

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 おなかがぽっこりと出た「ビール腹」体型の男性は、単なる肥満・太りすぎの男性に比べて死亡リスクが2倍(女性の場合は1.5倍)…先ごろ、アメリカの内科学会誌にそんな研究結果が発表されました。これは、米ミネソタ州のクリニックなどの研究チームが1万5000人あまりのデータを調べた結果、ビール腹体型の男女は、たとえ手足が細くても、ほかの肥満体型の男女より糖尿病や心臓病のリスクが大きいことが判明したことによるものです。

BMIの数値が「健康」でも

 日本においても、食生活の欧米化や運動不足により、肥満の人が増えていることは懸念されており、肥満度を知る目安としてはBMI(肥満指数:体重kg÷身長m÷身長mで算出)がおもに用いられています。しかし、上記の研究結果からは、たとえBMIの数値から肥満ではないと判定されても、下腹に脂肪がつきすぎている場合は要注意ということがわかります。

 日本でも、BMIのほかに「メタボリックシンドローム」の診断基準が取り入れられて久しいですが、まず必須項目となっているのが、腹囲です。男性は85cm以上、女性は90cm以上であることと、高血圧・糖代謝・脂質代謝のいずれか2つ以上が異常であればメタボと診断されます。女性のほうが腹囲に余裕があるのは、女性は男性に比べて皮下脂肪がたまりやすく、同じ量の内臓脂肪がたまっていても皮下脂肪分でさらに腹囲が大きくなる傾向があるからです。

肥満の種類で異なるリスク

 肥満の種類には、おなか(や下腹)の筋肉の内側である腹腔内に脂肪が溜まる「内臓脂肪型肥満」と、腰まわり・太ももといった下半身を中心に皮下脂肪が多く溜まる(内臓脂肪は少ない)「皮下脂肪型肥満」があります。一般的に、内臓脂肪型は男性に多く、体型としてはりんご型。一方、皮下脂肪型は女性に多く、体型としては洋梨型に分類されます。ビール腹が男性に多いのはこういうわけだったのですね。

 また、糖尿病・高血圧・脂質代謝異常などを発症する確率が高いのは「内臓脂肪型肥満」の人であり、「皮下脂肪型肥満」の人にはこうした症状はあまり見られません。メタボリックシンドロームは、まさにこの内臓脂肪型肥満型の人を診断する基準なのです。

 胃のまわりに溜まった脂肪は、動脈硬化を進め、心臓発作や脳卒中の原因につながることが指摘されています。「ビール腹」は内臓脂肪型肥満を示すわかりやすいサインなのです。

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