顔筋をほぐせば顔がググッと引き上がる!
「長年の施術経験からいえば、顔にゆがみのない人はほとんどいません。例えば、大多数の人が無意識に行う「食いしばり」のクセ。これが顔の筋肉を緊張させて顔の骨格をゆがませ、フェイスラインをたるませてしまいます」(村木さん)。
村木式セルフケアの大きな特徴が、狙った部分に圧をかけて「動きを加える」テクニック。力のない女性でも、メイクの上からでも、深層の筋肉を簡単に、効率よくほぐすことができる。
ゆがみの原因! そしゃく筋をほぐすケア
そこでまず、普段から大きな力が加わって顔をゆがませる、そしゃく筋の「咬筋(こうきん)」を効率よくほぐすセルフケアから行おう。ゆがみがとれると、フェイスラインのたるみや口角の下がりが改善される。
アプローチするのはココ!
あごの関節には、固いものを食べるときで20~30kg、睡眠中の歯ぎしりでは100kgもの負荷がかかるとされる。その結果、そしゃく筋の中でも大きな「咬筋」が緊張し、顔をゆがめて口角を下げる原因に。特に咬筋の下部は硬くなりやすいため、念入りにほぐすのがポイント。
(1)咬筋に反対の親指を引っかけて固定
ほお骨の下に反対側の親指の腹を当て、口を軽く開け閉めして動く太い筋肉(=咬筋)のへりに引っかけて圧をかける。4本の指は軽く握り、人差し指の側面をエラの骨に引っかけて固定。
(2)筋肉をとらえて「あぐあぐ」と口を開け閉め
両側から咬筋をはさんで親指でしっかり押さえながら、「あぐあぐ」と口を開け閉めして6セット繰り返す(声は出さなくてOK)。