枝毛のない綺麗なロングヘアって憧れますよね! でもカラーやパーマをしていると、どうしてもできてしまうのが枝毛。ちょこちょこ切っていてもいつの間にかできてしまいますが、枝毛が髪の絡まりの原因となって、どんどん枝毛が増えてしまう…なんてこともあるのをご存知ですか? 今回は、美容師が情報を発信するWebサイト「airly(エアリー)」の協力のもと、美容師のyusuke komatsuさんに、枝毛の原因と予防法についてお聞きしました。

『枝毛』と『切れ毛』の違い、ご存知ですか?

(1)枝毛とは?

 枝毛とは、髪のキューティクルに、摩擦などが生じて、『髪が縦に割けてしまうこと』を言います。混同しがちですが、“切れ毛”とは、髪に無理な力を与えすぎるた時に、そのダメージによって『髪が途中で切れてしまうこと』なので違いがある事を知りましょう。今回は『枝毛』のほうをクローズアップします。

(2)枝毛が出来る原因は?

 枝毛が出来る原因は、大きく分けて下記3つに分類することができます。

1.乾燥

2.摩擦

3.施術のダメージ

 1つずつ原因と対策を詳しく紹介します。

1.乾燥によるダメージ

 乾燥を引き起こす大きな原因は、(1)『食生活や生活習慣の乱れ』 (2)『高熱のあてすぎ』 (3)『洗浄力の強すぎる粗悪なシャンプー』。この3つであることが多いです。

(1)『食生活や生活習慣の乱れ』

 髪はタンパク質でできているので、過度なダイエットなどは髪にはもってのほかです。「最近太ったな」と思いつつも、その時のほうが髪の調子は良かったなんて経験のある女性も多いのでは??

(2)『高熱のあてすぎ』

 高熱を当てると髪の内部の水分が蒸発してぱさぱさの髪になってしまいます。アイロンやコテは140度以下で使うようにしましょう。

(3)『洗浄力の強すぎる粗悪なシャンプー』

 市販のシャンプーはスッキリ感を重視しているため、必要以上に洗浄力が強い物がほとんどです。本来必要な油分まで洗い流してしまうと乾燥毛になってしまいます。

2.摩擦によるダメージ

 摩擦は意外と気を付けていない方が多いダメージ。濡れている髪はとても弱い状態になっているため、濡れた髪をタオルでごしごし拭いたり、ドライヤーの前にブラシを通したりするのは絶対厳禁。お風呂から上がったら、やさしくたたくようにタオルドライし、できるだけ早く乾かしましょう。水に濡れたままの状態で髪を雑に扱わないことも大事なポイントです。

 また、「顔回りにばっかり枝毛ができる」という方は、髪を触るクセがあるかもしれません。髪を触ることでも摩擦が起き、枝毛の原因となることを頭に入れておきましょう。

3.施術によるダメージ

 カラーやパーマ、縮毛矯正などは、薬を使うのでどうしても髪に負担をかけます。美容師さんとよく相談し、使う薬剤を決めてもらいましょう。もし枝毛を発見したら、切れる場合はカット。髪は傷んだら元には戻りません。

 トリートメントで内側を補修することはできますが、残念ながら一度裂けた髪をくっつけることはできません。枝毛が他の髪を摩擦してさらに枝毛が増えることもあるので切ることをオススメします。

 そして、切った後はきちんとケアを。一度枝毛ができてしまったということは、そのままにしていては、また同じように枝毛ができてしまいますよ。

 ちょっと気を付けるだけで格段に髪は改善し、ツヤも取り戻せます。あなたもきれいな髪を目指して、頑張りましょう。

こちらの記事は2015年11月12日付けのairly記事をもとに再構成しました



ご協力いただいた美容師さん
yusuke komatsu
yusuke komatsuさん(Luxe)
東京・南青山 『Luxe(ラグゼ)』Salon Director。『似合わせ』と『バランス』を考え、ヘアデザインをする。 徹底したカウンセリングで【お客様リピート率No.1へ】。特に外国人風スタイルと髪質改善にこだわったヘアが得意。詳しくは『Luxe 小松』でチェック!

airly(エアリー)
airly(エアリー)は、全国の美容師が情報を発信するWebサイト。話題のヘアスタイルや自分でできるお手入れ・アレンジ法などをお伝えします。
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