<スフィンクス座り>
首が縮こまり、背中にお肉がつく!?

 この座り方は、近年増加傾向にある、ノートパソコンユーザーの女性に多くみられる座り方です。一見、背筋が伸びて良い姿勢のように見えますが、前に伸ばした腕と肩で上体を支えているため、肩が上がって首が縮こまります。

 この状態は首、肩、背中への負担が大きいため、背中(肩甲骨の間)の痛みや頭痛、首、肩、腕のコリや痛み・痺れの原因に繋がります。肩が上がると、首が埋まったような状態になりがち。この状態で長時間いると肩甲骨が正常な位置にいない為、背中にムダなお肉がついていきます。

<スフィンクス座り>の簡単リセットエクササイズ

肩甲骨の可動域をあげるエクササイズを行いましょう。

(1)肩幅ぐらいに足を広げてしっかり立ち、腕を上下に動かす。(左右10回ずつ)

(2)同時に左右の腕を上げたとき、体がぶれないように下腹部に力を入れて息を「ふー」と吐く。

木津直昭(きづただあき)
KIZUカイロプラクティックグループ代表院長
オーストラリア公立マードック大学卒(カイロプラクティック健康科学士、グラストンテクニック認定プロバイダー)1992年に東京日本橋で開業。 マウスの使用が身体を歪ませるという「マウス症候群」を提唱。三越前と二子玉川に分院を構える。テレビ、雑誌、新聞など各メディアで活躍。

(2012年3月29日、4月12日の記事を再構成)