乳がん検診を最後に受けたのはいつか(全体)
乳がん検診を最後に受けたのはいつか(全体)
乳がん検診を最後に受けたのはいつか(年齢層別)
乳がん検診を最後に受けたのはいつか(年齢層別)
乳がん検診を受ける必要があると思うか(全体)
乳がん検診を受ける必要があると思うか(全体)
乳がん検診を受ける必要があると思うか(20歳代)
乳がん検診を受ける必要があると思うか(20歳代)
乳がん検診を受けない理由(検診を1年以上受けていない/受けたことがない人)
乳がん検診を受けない理由(検診を1年以上受けていない/受けたことがない人)
乳がん検診に対して危機感や不安はあるか(全体)
乳がん検診に対して危機感や不安はあるか(全体)

 メットライフ生命保険は、世界的な乳がん啓発月間(毎年10月)に合わせ、20歳—59歳の女性を対象に実施した乳がんに関する意識調査の結果を発表した。それによると、8割以上の女性が乳がん検診の必要性を認識しているものの、約半数は一度も乳がん検診を受けていない。

 乳がん検診を最後に受けたのはいつか尋ねたところ、「1年以内」との回答は21.5%にとどまり、47.8%が「乳がん検診を受けたことがない」と答えた。30歳代以下の若い年代は乳がん検診を受けたことがない人が半数を超え、20—24歳では86.0%にのぼる。

 「乳がん検診を受ける必要があると思うか」との質問に対しては、全体の84.0%が「必要がある」と答え、20歳代でも76.0%が受ける必要性を認識していた。

 乳がん検診を1年以上受けていない、または受けたことがない人に、毎年検診を受けない理由を聞くと、「お金がかかるので」(40.1%)が最も多く、「時間がない」(32.5%)、「年齢的に早いと思う」(22.0%)が続いた。34歳以下では4割以上が「年齢的に早いと思う」、3割以上が「検診の受け方が分からない」と回答した。

 乳がんに対して危機感や不安があるか聞くと、「あまりない」と「ない」の合計が半数以上(54.8%)を占め、全体的な危機意識はあまり高くない。最も危機感を抱いている世代は45—49歳で、6割近く(56.0%)が「危機感がある」あるいは「やや危機感がある」と答えた。

 がんなどの病気に対して保険加入などの金銭的な備えをしているか聞いてみると、全体の30.0%が「保険にも入っておらず、金銭的な備えもしていない」と答えた。20歳—24歳では、いずれの備えもしていない割合が54.0%、25―29歳では40.0%にのぼった。


■関連情報
・メットライフ生命のWebサイト www.metlife.co.jp/

取材・文/鈴木 英子=ニューズフロント