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日経ウーマンオンラインspecial企画 あなたと新しい命の、元気と幸せのために――ヘルシー・マザリングPRESS

女性の痩せ過ぎと栄養不足 産んだ子どもにどう影響?

2018年10月1日

第5回 日本DOHaD研究会学術集会連動市民公開講座 報告

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 低出生体重児の問題を考える日本DOHaD研究会が、2016年10月9日に東京で、市民公開講座「元気な赤ちゃんを『産み』『育てる』ために」を開催。約300人が、妊婦のやせ過ぎの弊害や低体重の赤ちゃんに関する最新の研究に聞き入った。妊活中、妊娠中の女性が知っておきたい内容をレポートする。

第5回 日本DOHaD研究会学術集会連動市民公開講座 写真/新関雅士

「小さく産んで大きく育てる」は誤り

 市民公開講座では、まず、国立成育医療研究センター研究所周産期病態研究部の秦健一郎部長が、環境による変化が赤ちゃんに遺伝するメカニズム、をテーマに講演。「妊娠中にお母さんに十分な栄養が届かないと、赤ちゃんのDNAに印のようなものがつき、糖尿病などの生活習慣病になりやすい体質になる可能性があります」と指摘。従来、よく耳にしていた「『小さく産んで大きく育てる』は科学的に誤りです」と強調した。

 同研究会を立ち上げた早稲田大学理工学術院総合研究所の福岡秀興研究院教授は、胎児期に低栄養状態だった低出生体重児が、50~60年後に心筋梗塞などの虚血性心疾患で死亡するリスクが高まるという研究結果などを紹介し、DOHaD(下参照)の概念を説明。

DOHaDって何?
生活習慣病胎児期発症起源説(Developmental Origins of Health and Disease)の略。受精時から胎児期、出生後の発達期の低栄養状態や強いストレスなどの環境要因が、成長後の健康や病気の発症リスクに影響を与えるという概念。低栄養の妊婦と低出生体重児が多い日本では、特に重要な問題として注目されている。日本DOHaD研究会は国際DOHaD学会の支部として活動。詳細は、http://square.umin.ac.jp/Jp-DOHaD/参照。


 「胎児期の低栄養状態は、メタボリック症候群、神経発達障害、閉経の早期化の増加などさまざまな病気を起こすリスクがあることが分かってきています。日本では低出生体重児が約10人に1人で、これらの病気を発症する可能性のある子供が多く生まれている」と警鐘を鳴らした。

 浜松医科大学産婦人科学講座の幸村友季子医師は、静岡県浜松市の妊婦135人の食事内容を調査した結果から、妊娠中もダイエット中のような食生活を続けている妊婦が多い実態を報告。「合併症リスクの高い人を除き、妊娠中に食事や体重の制限をする科学的な根拠はありません。妊娠前から適切な栄養摂取、体格維持を心がけることが大切です」と、指摘した。

2500g未満の赤ちゃんの出生率が先進国の中で最悪レベルの日本
日本の低出生体重児(2500g未満)の割合は、1980年代前半にはOECDの平均より低かったが、80年代後半から増え2011年には9.6%。15年は9.5%だった。先進国で最悪レベルになっているのは、妊娠適齢期女性のやせ過ぎの増加、妊娠中のダイエット、若い女性の喫煙率の上昇、高齢出産の増加の影響が大きいとみられている。(出典:OECDヘルスデータ2013より)
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ADVISORY BOARD
(50音順、2018年10月現在)

  • 五十嵐 隆さん 小児科医。国立成育医療研究センター理事長。東京大学名誉教授
  • 佐藤 雄一さん 産婦人科医。産科婦人科舘出張(さんかふじんかたてでばり)佐藤病院院長。
  • 福岡 秀興さん 産婦人科医。日本DOHaD学会代表幹事。福島県立医科大学特任教授。
  • 細川 モモさん 予防医療コンサルタント。Luvtelli Tokyo&New York.代表理事。
  • 山城 雄一郎さん 小児科医。順天堂大学大学院プロバイオティクス研究講座特任教授。
  • 吉村 泰典さん 産婦人科医。慶應義塾大学名誉教授。「一般社団法人 吉村やすのり生命の環境研究所」主宰。

PARTNER

  • エレビット
  • 明治
  • ロート製薬

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ヘルシー・マザリング・プロジェクトは、食品業界や流通などの企業、自治体、研究機関との連携を深めて、この問題の活動に取り組みたいと考えています。活動にご興味、ご関心をお持ちの皆様は、【日経BP社お問い合わせフォーム】よりご連絡をお寄せください。その際には、必ず「ヘルシー・マザリング」と明記してください。

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