Q5 「小頭症」とはどんな病気ですか?

 小頭症とは生まれた赤ちゃんあるいはお腹の中の赤ちゃんの頭の大きさが小さくなる病気です。

 症状は軽症から重症までさまざまですが、けいれん(手足が発作的に震えること)、発達障害(座ったり、ハイハイしたり、歩いたりすることが難しかったり、できるようになるまで時間がかかること)、知的障害、運動障害、嚥下障害(食べ物の飲み込みが難しくなること)、難聴、視力障害などをきたします。

 小頭症は妊娠中に風しん、サイトメガロウイルス、トキソプラズマに感染することや低栄養、薬物により起きることが、これまで知られています。ジカウイルス感染症の流行により小頭症の赤ちゃんが増える可能性があるということが事実であれば、とても大きな問題なのです。

小頭症
■出展:CDC website