妄想 → 予定化が習慣になると、「やりたい」宣言を躊躇しなくなる

 妄想 → 予定化を習慣にすることのメリットは、願望が具体的なプランとなっているために「これがやりたい!」と周囲に伝えることを躊躇しなくなるということです。

 「こんなことを言って結局できなかったら恥ずかしい」  「失敗したらどうしよう」

 といったように、やりたいことを心の中にとどめておくだけでは、せっかくのチャンスを逃してしまいます。声に出すのは勇気がいることかもしれません。でも、きちんと手帳に向き合う時間を作り、しっかりと分析して、やりたいことを具体化していけば、何も恥ずかしいことなんてありません。仮に失敗したとしても、また5W2Hを使って計画し直せばいいだけの話です。

 自分とつながった後に手帳に書いたあなたの妄想は、ただの思いつきではないはず。きちんと頑張っている人の熱意は必ず周囲に届きます。まずは決めて、宣言し、動く。それがいい出会いや欲しい結果を引き寄せる大きな力となるのです。

 2016年、アナログ手帳を効果的に活用してあなたの夢が現実化されることを心より願っています。

 ※2月より池田さんの新連載「働き女子のための『しなやか発信力』の磨き方」を毎週金曜日にお届けします。お楽しみに!

プロフィール
池田千恵
株式会社 朝6時代表取締役
池田千恵(いけだ ちえ)
朝の時間を活用した思考整理/情報発信/時間管理/目標達成手法を著書や講演、企業研修などで伝えた経験をもとに、経営戦略としての朝活用を支援する、「株式会社 朝6時」を創業。企業や自治体に朝型勤務導入コンサルティングを行っている。ベストセラーとなった『「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!』(マガジンハウス)は、朝4時に起きる「ヨジラー」急増のきっかけとなる。『「ひとり時間」で、すべてがうまく回りだす!』(マガジンハウス)、『朝活手帳』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など時間管理、手帳術に関する著書多数。